ビリーバーズのレビュー・感想・評価
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共感する恐怖のような
・登場人物が皆、あんまり身近にいない人たちばかりで、その中でオペレーターに感情移入をして観ていた。ああいうカルト集団を擁護するわけではないけど、孤島での異常な生活が正常に見えてきた辺りで暴漢たちが暴れる姿は辛くて居たたまれない気持ちになった。とはいえ、どちらが正常なのかがわからなくて、孤島生活がそういう形でも破綻する方が良いのか…?とか。とりあえず、拳銃で銃殺していたけれど、何かホッとした気持ちになった。
・ミッドサマーなどで宗教とセックスがおおむね一緒になっているイメージだったので、あの三人を見た時、そういった事でもめるんだろうなと思ったら議長が清浄のためっていう大義名分を掲げてのセクハラで笑ってしまった。夢に出てきたことを強引な自己都合の解釈とか。何でもこういう言い回しをしたら笑ってしまいそう。副議長は嫌悪感をあらわにしていて、オペレーターがどっちなのかがわからず、洗脳の根深さみたいのを感じた。
・更に高次の人間を目指しているという事なんだろうけれども、その滑稽さが凄くて、日常で何か上昇志向的な発言とかって少しずらすとそういう風に見えてしまうのかもと思った。とはいえ、斜に構えるようにしているのもすねてるような感じで正常とは違う気がして、中庸でいることは非常に難しいのかもしれない、と思った。
・後半になって、拠点として多数の人達が集まってきた。けれど、それが現実だったのか、夢だったのか、刑務所でのことも現実だったのか本当はボートに乗っている状態が現実なのか、結局、オペレーターはどこにいるのかわからなかったけれど、夢の分析からの現実、自己の超越を目指していたようだから、ある種の超越に成功したのかなぁと思った。向こう岸っていったいどこなんだろう。
めちゃくちゃにエロ面白い
カルトといった点でも面白い。
ただそこらのAVよりエロい気さえする。
北村優衣さん大好きになりましたよ。応援していきたいなと思いました。
カルトって最後は集団自決するんですね。
ジョーンズタウンのドキュメンタリー観たばっかりなのでうっとくるものがありました。
でも普通に面白い。
カルト教団
オペレーターは以前議長だったらしいが、オペレーターに降格したのは過去に何かあったのか?終盤、海辺にあった遺体と関係あるのか?
島に3人、男2人と女1人、バランス悪いよな、そりゃあ問題発生しちゃいます。
原作は内容違うのかな?こんなにエロいの?こんな内容だとは思わなかったが、磯村勇斗の初主演がこれ?でよかったの?よく引き受けたなあ、と感心。
カルト教団に所属する男女3人が孤島で共同生活。 前半はまったりとし...
カルト教団に所属する男女3人が孤島で共同生活。
前半はまったりとした展開だったが、北村優衣がたまたま島を訪れた男たちにレイプされそうになってから、ちょっとしたAVのような内容に。
ここまでやるとは北村優衣はてっきりAV女優かと思っていたが、普通に映画やドラマに出演している様子。
宗教を信じていても欲望には勝てないものだ。
洗脳は怖いね
原作未読。磯村勇斗主演で気になっていた作品。
無人島で3人の活動が何なのかわからなくて、宗教?進むにつれてやっぱり宗教か〜と納得。
ほぼ3人で回ってて何やるのか不思議と見入っていった。洗脳、夢、本能、現実がごっちゃになっていく。
結局、宗教の洗脳は人を壊す。
カルト集団を描いたエロ映画、に感じました。
原作は未読。作者も知りません。
非常に人気のある漫画家さんの
作品の映画化みたいですね。そういう映画をけなすと
嫌われるんだろうけど、ほんとつまらなかったです。
無人島に男女数人で行ったらそうなるよな。
ストーリーも読めるし、カルト集団も
なんかリアリティがないな。
エロシーン満載も予想通りだったけど、くどくないですか。
良かったのは、主演の3人。熱演でしたね。
性欲 〉 食欲 〉 信仰
北村優衣さんがみたくて鑑賞しました。わたくし、山田愛奈さんのファンなので二人が共演している舞台も観ましたし、ラジオもずっと聞いてました。ラジオから感じていた素の彼女(某ミステリーハンターなどは素に近いかと)とは随分かけはなれた演技だった今作、熱演と言っていいんだとおもいますが、なんか芝居が大げさに思えてしまいました。
宇野祥平さんは実は最近まで芹澤興人さんと区別ができてませんでした。
城定監督は「アルプス、、、」がとても面白かったんですが、やっぱり今泉監督の方が好きです。
「ビリーバーズ」は原作も知りませんし、どうもペースに乗り切れませんでした。何が言いたいのかも分かりませんでしたし、まぁ北村さんがいなかったら観てなかったわけですし。
エロと宗教風刺
原作未読。
少し前、同原作者の実写化作品「夕方のおともだち」を見た。あちらより見やすいかな。
まぁ、原作者の経歴からして、当然にエロは絡むワケで。それも、抽象的では無く、分かりやすくエロ。俗世の汚れから浄化する宗教の修行で、孤島で三人で暮らしていても、結局は痴情のもつれと言う話。
現実世界で問題になる宗教って、殆どが金と色欲絡み。この映画は動物としての本能である色欲に絞ったから分かりやすい。色欲なんか浄化出来るワケないやん。
終盤、孤島に集まった信者たちの表情が、報道・情報番組で見るカルト宗教信者と同じ表情をしてた。番組見せて「この顔してください」って演技指導したのかなぁって思ったわ。
まぁ、面白いけどまた見たいかと言うと一回でいいやと言うタイプの映画。
想像以上にエロエロでシュール
すごいミニマムな設定で、
新興宗教ってこんな感じなんだろうなぁ
↓
まあ、男前とおじさんと美人の3人なら、そんな気持ちにもなるよね
↓
まさかのノーブラ(海に入ってピタスケ)
↓
から色々あって…
↓
あれ?そっちの宗教?!
え!めちゃ暴れて血がブシャー
↓
目が覚めてっぽいのに、フワフワしてる
と、ころころ設定が変わって、質のいいAV(美男美女のエロ絡み)を観てるような、サイコ映画観てるような、なんか、なにこれ感もあるし、ここを撮りたかったんだろうなぁ〜と笑えるけど、これ映画館でどんな顔で観るの?!w
キワッキワのところが多くて3人とも演技がすごい。
ここまでしてなおヌード=体当たり演技という表現に抵抗がある
初鑑賞
原作未読
原作は『ファンシー』の山本直樹
監督と脚本は『アルプスタンドのはしのほう』『愛なのに』『女子高生に殺されたい』の城定秀夫
原作の力もあるだろうがこの作品は彼の本領発揮といえる
ニコニコ人生センターという宗教団体に所属する3人が孤島のプログラムによる無人島生活をする話
船が故障しチンピラまがいの若い男たちが島に侵入し3人に暴力を振るうなど狼藉の限りを尽くすが議長の逆鱗に触れ全員射殺されてしまう
ニコニコ人生センターは各地で社会問題を起こしてるカルト集団
一部は機関銃を持ち武装化している
島に機動隊が突入するくらいヤバイ人たち
始まってから1時間近くになると副議長が海で全裸になりそれから猛烈にエロくなる
具体的にありのままを書くとネタバレにしても削除されそうなので書かない
意外と北村の胸が大きかった
大きいとポルノっぽく控えめだと文学的に感じるのは自分だけだろうか
難しい理屈を並べるが三角関係のもつれ
終盤は凄惨な流血とカルトの壊滅
本部との通信係を担当しているオペレーターに磯村勇斗
DV夫から逃げてきた副議長に北村優衣
性的行為を強要し副議長に解任される議長に宇野祥平
副議長と駆け落ちしようと島にやってきた眼鏡をかけた第三本部長に毎熊克哉
汚いはずたのに何故か綺麗に見える不思議
2022年劇場鑑賞50本目 良作 60点
ある意味2022年特に印象に残っている作品。
言わずもがな脱いでいた女優さんの身体の張り具合には、劇場でここまでやるんだあと衝撃的だったのを覚えています。
女優さんもそうだけど、磯村勇斗もよく今作受けたなあとも思った。
本人も認識していると思うけど、年齢的にもそうだし群雄割拠の若手イケメン俳優のカテゴリーにはいつものの、そこでは生き残っていけないのがわかっているんだろうなあと思う。
これからも注目していこうと思います。
話がそれましたが、今作はそんな凄まじい描写が多かったり、サバイバル生活なので汚いはずなのに、何故だか終始汚く見えないというか、なんならたまに神秘的というか、綺麗にすら見えました。
これは是非ともご自身んで鑑賞して感じてほしいポイントの一つです。
展開そのものは予想を大きく超えるものではなくとも、決して目を離せない一作
山本直樹の原作を未読のまま鑑賞した観客による感想です。主要な登場人物はわずか三人、隔絶した無人島の、さらに居住区や海岸など、限られた箇所が舞台という、要素を切り詰めまくった設定となっています。
冒頭、それぞれの足の裏を合わせて、三角形を形作る、という独自の瞑想に励む三人の姿が映し出されます。彼らの生活は、互いへの敬意と宗教的な情熱に裏打ちされて、一見すると完璧な調和が取れた生活を送っているように見えます。ところが「本部」からの食料が届かなかったり、自らの内にある不浄をそぎ落とすという名目の修行が上手くいかない、など、この調和が取れた世界は開幕時点で既に綻びが生じていることが示されます。
より浄化された自分になるため、としつつ、実際は諸々の欲望を抑え込んでいるだけの修行生活がどのような結末を辿るか、同じ原作者の『レッド』とか、洋邦問わず過激な宗教団体が引き起こした凄惨な事件などからおおよそ想像が付いてしまうのですが、城定監督の会話劇と肉欲、残虐描写の配分は絶妙で、展開そのものにそこまで意外性を感じなかったとしても、中だるみ思わせる隙はほぼ見出せませんでした(むしろ最終版の楽器の使い方など、全く想定できないだけに衝撃的…)。
しかし色々な意味で、俳優表情の付け方も音の使い方も名人芸に達している城定監督の冴えた演出が光る本作を、R15+でも公開して良いんだろうか…。
みんなのために。
無人島で俗世の汚れを浄化するために修行をするカルト宗教の信者3人が徐々に欲望と本能にまみれていく話。
このカルト集団のスローガンが「みんなのために頑張ろう」なのだが、多分宗教って自分が助けを求めて自分のために入るものだと思うので、そもそもの信条が矛盾してる。議長も自分が優位に立てる環境にいたいだけだし、副議長も自分が旦那から逃げるために入ってるっぽいし。
多分この2人みたいに自分のために宗教を上手く利用してるのが正しくて、オペレーターはお母さんのために入信して本当に自分もズブズブになってしまったクチ。だから1番マジモンの信者っぽいのよね。
ちなみにガバガバな宗教の理論で、1番それいいのかよと思ったのは、パスタが小麦粉だけでできてるのをパスタのゴミの袋から見て判断したこと。それもうスマホでパスタの作り方検索してるのとあんま変わらんくないか?と思った(笑)
要は無人島で意味の無い修行をさせられて暇で、段々段々ムラムラしてきちゃってそっちがメインになっていくので、ほぼピンク映画。Tシャツが雨に濡れて胸が透けるのとか、海の岩陰での濡れ場やら、換気扇越しにそういう雰囲気になりそうな男女を捉えたり、やってんな〜って感じだった(笑)
濡れ場とは対照的に早口長ゼリフシーンが強烈で、もう私の中で今年の助演男優賞は確実に宇野さんです。
まさかの!
原作知らなくてポスターの印象で勝手にサバイバル系だと思ってたから、カルト宗教の話で全然想像と違った。
しかもエロエロで全裸の絡みシーンもあるし、いっそん攻めてたな〜劇場におじさんが多かった訳だ。
トークイベントがあって毎熊さんに会えて、監督にサイン貰えました。北村優衣ちゃん映画の中では大人な印象だったけど、めちゃ若くてビックリ!明るくてハツラツとしていて可愛かった。
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