「見えないものが見えてくる・・・毒素を出さなきゃなぁ・・・(^_^)」ビリーバーズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
見えないものが見えてくる・・・毒素を出さなきゃなぁ・・・(^_^)
実際の事件とシンクロしてしまい、とてもタイムリーに感じてしまう。しかも7月8日に公開ってのが因縁めいていて凄い。
最初は芸人たちがよくやる無人島生活みたいな雰囲気だったが、ニコニコ人生センターの本部から食料配達が滞るようになり、サバイバル生活を余儀なくされる3人。そして、送られてきたのは大量の小麦粉!うどんにするかパスタにするか悩んでいる面々が面白い。いや、麺々じゃないってば。
人間の欲望の中でも食欲が満たされないとヤバい。夢を語るにしても影響が出てくるはずだし、性欲だって・・・と、意外にも物語はその性欲のほうに向かっていく(*'ω'*)。個人的には濡れTシャツだけでも満足なのに、大胆にもあんなシーンやこんなシーンまで・・・左右の違いはかなりエロチックだと思います。逆にシンメトリーなおっぱいなんて・・・
三角関係というのも絶妙。いくら教団側の実験的要素があっても、こうなる恐れは予想できると思うのに。もう『青い珊瑚礁』ごっこするしかない!ただ恋愛感情とは異にして、「がんばれ、がんばれ」という極めて宗教的儀式だと思いこまなきゃならない辛さ。見えないはずの大波だとか、入信した母親だとか、オペレーターには色々見えてきちゃう。臨死体験なんてやらなくても微かに残った良心が生み出したものか。それとも単なる白日夢?白昼夢?もう気分はデイ・ドリーム・ビリーバーだ♪
人を殺すとかの描写もけっこうあるけど、どこか現実離れしているところは逆に良かった気もする。尊師の血を飲む(多分)とか、妄信的な信者の姿が不気味。やっぱりオウム真理教などのカルトがモデルなのだろう。終盤は連合赤軍っぽいけど、「反省しちゃいけない」ってところが根本的に違った。世界には色んなカルト教団があるので、その一部を垣間見た気分にさせられました。なお、北村優衣の魅力と大胆演技によって加点・・・
おっしゃるとおりですね。オウム+連合赤軍+アナタハンの女王(古い!)を やわにした感じ。真理をついていて良かったです。イイねありがとうございました😊\( ˆoˆ )/「衣食足りて性欲を知る」と勝手に感じました。