劇場公開日 2022年7月8日

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「信じる者は下半身埋められる。」ビリーバーズ はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0信じる者は下半身埋められる。

2022年7月16日
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鑑賞方法:映画館

原作未読。小さな無人島で共同生活を送る互いの素性も知らない3人の男女。彼らはカルト教団の信者で日々その日見た夢の報告、テレパシーの実験、中身の分からない箱の運搬に明け暮れている。

「先生」の教えに従い安住の地へ出発するその日まで過酷な修行は続く…って、いや、いや、おっさんと若い男女がひとつ屋根の下。どうなるかなんて目に見えてるやん。しかも食糧支援はギリギリ以下で思考回路も正常ではない。修行が足りぬから淫らな夢など見るのだと説教垂れてた本人が欲望剥き出しで大暴走する様はまさに滑稽の極み。

宇野祥平がただの変態を潔く怪演。磯村勇斗と北村優衣の絡みは結構生々しかったです。思い切りましたね。もう途中から3人共気持ち悪かったです。やっぱりちゃんと栄養あるものを食べないといけませんね。

何を信じても、誰を信じてもそれは本人の自由。だからこそしっかり見極めなくてはいけない。先生のパワーが注入された怪しげな液体を飲まされる前に。

はるたろう