「「何処まで行くの?」 「向う岸迄」」ビリーバーズ いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
「何処まで行くの?」 「向う岸迄」
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監督:城定秀夫 原作:山本直樹なんて組み合わせならば、まぁ或る一定の好事家達ならば、ゴキブリホイホイだろうというプロデューサー、配給会社の魔の手に引っかかりこうして鑑賞した次第(汗)
プロット的な部分の宗教、その先に行着くセックス教団への変貌を、人間の本性に上手くリンクさせて手口を物語を通じて解説しているのだが、今作の真の目的は、そこではなくズバリ、主演女優北村優衣への押し出しに他ならない。
彼女の一寸だけサイズの違う乳房や、Tシャツをめくったときの極端な揺れ等々、多分現在のコードではアウトな演出が散りばめているところに、今作の挑戦性が浮かび上がっている。
夢か現か朦朧とした中で、その夢を自由自在に操る術を得た主人公の男には、もはや性の対象や、もっと上位である生きる意味など必要ないのかもしれない。そんな主人公の目を通したカットの数々を、女優はキチンと演技をしている。そのアシンメトリックな乳房の妖艶さも相俟って・・・
エロティシズムは不完全性にこそ宿るものである。好事家達の声が聞こえてきそうだw
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