「吐瀉物が苦手な方は鑑賞注意。」ハッチング 孵化 おちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
吐瀉物が苦手な方は鑑賞注意。
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最後の「私が育てたのよ」という言葉が引っ掛かって何でだろうって考えたんですが、あれは優しさからくる母性本能だけではなく、主人公の唯一のヘルプだったのかなと今は感じます。
あの卵から還ったのは主人公の負の感情が具現化したものだと考えますが、それを殺すということは何も無かったことにするということです。
負の感情と言っても、怒りや嫉妬だけではなく、悲しいや寂しいも入っていましたので、彼女自身の一部として大切にしてあげなければいけなかったのですね。
結局誰もそれが理解できずに最後あの結果になってしまったのでしょうが、その時に母親が小さく笑ったのは、優しくて弱い子よりもどんな形でも強い子の方が母親にとっては理想だったのかなと思いました。
最後まで駄目な母親でしたね…。
一見乗っ取られたように見えますが同一人物なのでそれは無く、意外に家族や社会と馴染んで今までより生きやすくなるかもしれませんね。
と、思ってしまいそうになるから現代社会は恐しいものです。
とても考えさせられる映画でした。
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