「設定盛り込みゃいいってもんじゃない」まくをおろすな! ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
設定盛り込みゃいいってもんじゃない
2023年劇場鑑賞25本目。
なんとなく邦画というだけの情報で鑑賞。タイトルから演劇の話かな、と想像。
外でチャンバラしていたと思ったらいつの間にか舞台になっていたので、なるほど劇中劇ね、と思っていたらなんかそのまま進んで行くぞ・・・。
オープニングの役名を見ていくと近松門左衛門やら松尾芭蕉やら吉良上野介やら聞いたことのある名前がどんどん出てきて、ああ、歴史上の人物が吉良上野介をやっつける話か、と思っていたらだいぶ違いましたね。いや、こんな忠臣蔵の設定聞いたことないけど、ちょっと無理ないかなぁ。辻褄なんか合わせる気もなかったようですが。
終盤に向かうに連れなんかどんでん返しをやってやろうという思いが強すぎてもういいよーという状態に。綱吉の正体だけは「あーそういうことか!」としてやられた
のでちょっと加点。
しかし、若い人を時代劇に取り込もうと東映さんが頑張っているのは分かるのですがやっぱりなんか軽くて心に残らないんですよね。藤枝梅安に期待です。
コメントする