JOLT ジョルトのレビュー・感想・評価
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ソルトとルーシーを足して200で割った様な映画
既視感たっぷりパクリたっぷりな映画。
薄っぺらい。
怒りを抑えないと強くなると言っても大して強くないからスカッと感もなく、恋人に感情移入する期間が短すぎて全く共感出来ず、恋人が黒幕だったことにも大して驚きもなく、ただただ薄っぺらい映画。
版権安ければ金曜ロードショーとかでやりそうなどうでもいい映画だけど、流血シーンが多いから多分使われないだろう。
この映画で一番の驚きは最後の最後に「次回作」が有りそうな伏線を持ってきたこと。
このレベルの薄っぺらい映画で2作目作ろうとしてるならそれが一番面白い。
とりあえず殴るか電気を流すか
ストーリーに大したひねりもなく感情移入も無く、アクションを楽しむ娯楽系である。
怒りを抑えて生きるにはどうしたらいいか、みたいなことには全く触れていない。
ただ「怒りの方向を適切に制御すればより強い武器にできる」といったメッセージを最後に伝えられる。
まあそのとおりだと思う。
怒りは見返りも無く溜まり続けるのだから、どこかで解放しなければならない。
適切な解放の仕方を覚えている人は知的に見える。
間欠性爆発性障害
女性アクション映画、リュックベッソンのニキータやANNA と同様にJOLTって主人公の名前だと思ったら、衝撃とかショックという英単語、彼女の名前はリンディ・ルイス(ケイト・ベッキンセイル)でした。タイトルの意味は観れば納得。
ストーリーは単純な復讐劇のようだが当然ひねりはある、ただキャラ設定の方が突飛ですね。
リンディは幼少期からキレやすく、すぐに暴れる問題児、映画だからフィクションだと思ったらIntermittent explosive disorder(間欠性爆発性障害)という脳の病気と言う設定、なんでも韓国では国民病と言われているらしい。
主人公がいつキレルかが見どころだが意外にも世の中は不愉快なことに溢れていると半ば納得させられるエピソードも面白い。
ケイト・ベッキンセイルさんはミャンマー人の血の混じったエキゾティックな美人、9頭身のプロポーションで米ピープル誌から「絶世の美女」、「ポスト・イングリッド・バーグマン」とも呼ばれているらしい、オックスフォード大学でロシア文学とフランス文学を学んだ才媛でもある。
見掛けとアクションのギャップが凄いのはこの手の映画のお約束だが、素手で大男を何人も倒すのは作りすぎでしょう、コメディタッチなので許せますが赤ちゃんを巻き込んではいけませんね。
ターニャ・ウェクスラー監督は女性なのに下ネタ好き、もっとも女性のヒステリーを治すのにバイブレーターを開発したお話「ヒステリー(2011)」も撮っていますから確信犯ですね。
CIAらしい女ボスまででて来てリュックベッソンのANNAの前日譚かとも思えるオチ、似たような映画の多い中で差異を付けるのに悩んだのでしょう、続編が出来ても良いような娯楽アクション映画でした。
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