「黒人差別と宗教映画」カラーパープル あささんの映画レビュー(感想・評価)
黒人差別と宗教映画
1900年初頭、黒人差別、さらにその中にある男性による性虐待と女性蔑視による残虐行為を描きながら、赦しと改心、女性の自立や友情などをテーマに描いた作品。
根底には“神はいつもあなたのそばにいる”的なメッセージがあり、宗教の教えをベースにしたストーリーだと感じる。
音楽も歌も素晴らしい!ブルースやジャズなどの黒人の音楽とともに奏でられる力強いハーモニーには心が大きく揺さぶられる。
それに冒頭部分の滝で踊るダンスや酒場のダンスシーンも華やかで心が躍るし、ミュージカル映画としては近年観た中でもかなりハイレベル。
壮絶な経験をした主人公の人生には見ているこっちが心が折れそうになるが、最後は涙、涙のハッピーエンド
(鬼畜・ミスターに対してのスカッと度は足りないけれど)。
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