「ゆっくりと心を揺さぶる」帰らない日曜日 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆっくりと心を揺さぶる
叙情的で美しい音楽と映像が流れるため、眠眠打破を注入したにもかかわらず、眠気が襲ってくる。ゴヤの『裸のマハ』を彷彿させる美しいオデッサ・ヤングの裸身で、多少は目がパッチリするが、絵画的美しさのヌードはα波を促すばかり。まぶたが落ちてくるよー。
ジェーンに訪れるとても辛い出来事。これは、見ていてこたえる。オデッサ・ヤングは、ジェーンと同一化してその感情を表現する。
名優のさすがの演技が見られます。
オリビア・コールマンは、つもりに積もった感情を爆発させる。まずはもらい泣き。そして、感情を押し殺そうとするコリン・ファース。押し殺せずに漏れ出た悲しみが仕草や顔に現れてしまう。思わず、涙がこぼれてしまう。
カフェインなしで鑑賞するのは大変だが、ゆっくりと心を揺さぶるドラマでございました。
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