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「恐怖が支配する中、多くの人々を助けた女性を忘れてはいけない。」ニールジャー ぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖が支配する中、多くの人々を助けた女性を忘れてはいけない。
邦題 ニールジャー
インド映画
実際にあったハイジャック事件を元にした映画
ハイジャックされた飛行機内で勇敢な行動を取った23歳女性CAの話。
歌って踊る映画ばかり撮ってるわけじゃないんだな。
めっちゃよかった。
楽しそうなパーティー、家族や恋人との幸せそうな時間から、卑劣で残酷、残忍なハイジャックに巻き込まれて。
飛行機内のシーンが本当に怖い。というかテロリスト怖い。
無差別(でもないか)に殺すし、すぐ殺す。
アメリカ人の孫も辛すぎ。一生おばあさん悔やむやん。
彼女の勇敢ポイント
コックピットにハイジャックをすぐ伝え、飛行機を飛ばさせなかった。(犯人を機内に閉じ込めた。)
乗客に協力させやすいよう乗客に手を下ろさせるよう、テロリストに交渉。
乗客に飲み物や軽食を配った。
会話を聞いて、アメリカのパスポートを隠し、アメリカ人を守った。この機転はすごい。
乗客にメモを渡し、タイミングを見て、非常口を開けようとした。
取り残された乗客がいないか、最後まで見回った。
子供を守るために自分を盾にした。
銃を突きつけられ、いつ撃たれるかわからない状況で、
これが私の義務、といって水や軽食を配ることができるだろうか。
いろいろ考えさせられる。
結婚観も全然違う。年代のせいかお国柄のせいか。
男尊女卑の強いこと強いこと。
妻の両親あての手紙はまじくそ。
兄弟は姉妹を守る、なにかあれば自分の身が第一、というのはインドの教えかと思ったけど、
その家の教えかも。
ほんとに胸がキュッとなることが多い映画だが、そもそもハイジャックがなければ!!!と思わざるを得ない。
警察が機内に突入するために電気が消えたと勘違いし乗客へ乱射した犯人マジ許すまじ。
モラハラパワハラ元旦那やこの事故…。23歳という若さでこんなにつらいこと…。
銃が乱射されて、同志撃ちを防ぐために機内突入を躊躇した警察よ…。
いろいろ考えさせられる。
母親が娘の行動を公表したのかな?
映画になる程広がり、こうやって遠い国の、さらに時間を越えて、彼女やこのハイジャック事件を知るきっかけになり、偲ぶことができて、
彼女の思いが多くに広がればいいです。
おもしろかった。
22.12.14 スカパー