ニールジャー
解説
1986年に起こったパンナム73便ハイジャック事件で、359人の命を救いながらも自らは命を落とした実在の客室乗務員ニールジャーの英雄的な行動を映画化した実録ドラマ。
1986年9月5日、モデル業のかたわら飛行機の客室乗務員の仕事をしているニールジャーは、ムンバイ発ニューヨーク行のパンナム73便に搭乗。しかし73便は、経由地カラチの空港でパキスタンの武装組織によるハイジャックに遭遇する。いち早く状況を察知したニールジャーはパイロットを機外に逃がして飛行機を空港に足止めすることに成功し、恐怖に怯える乗客たちを救うべくテロリストたちに抵抗するが……。
2016年製作/121分/インド
原題:Neerja
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2022年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ハイジャック事件に遭遇したスチュワードの奮闘を描く物語。
実話を基にしたお話のようです。
映画comの解説には「英雄」との文字がありましたが、彼女はそんな大層な人物ではありません。
でも、誰よりも『尊敬』出来る人物です。
テロリストの銃に怯え成すすべない主人公。それでも、乗客を守るために彼女は恐怖を堪え必死に動きます。
「水を配る」「トイレに行かせる」「パスポートを隠す」・・・そんな他愛のないこと。でも、銃を突きつけられている状態で、それが出来る人間がこの世界にどれだけいるでしょうか?
映画の展開も良いですね。テロの恐怖をしっかりと描写。そして要所で主人公の過去のトラウマを挟み込みます。それは、彼女が決して英雄ではなく、私達と同じように普通の弱い人間であることを映し出します。そしてそのトラウマがあるからこそ、絞り出せた勇気であることを描きます。
残念なのは、エンディングが諄かったこと。邦画には有り勝ちなパターンですが、インド製作のこの映画でも見られ、正直蛇足に感じます。
また、史実なので仕方がないですが、カタルシスを得られない結末は心にしこりを残します。特に、テロ鎮圧部隊の行動には「イライラ」を感じてしまいますが、86年のパキスタン警察ですから仕方がないのでしょうか?
無惨な映画ですから2度3度見直したいとは思いませんが、極めて高く評価出来る作品です。
私的評価は4.5にしました。
2022年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
インドのカルカッタを飛びだったパンナム機は、パキスタンのカラチを経由するが、そこでイスラム過激派に乗っ取られる。
操縦室の3人は脱出に成功、過激派は操縦士をよこせ、と要求するが、統制はイマイチだった。
女性乗務員のニールジャーは必死に乗客を守るが・・・。
緊迫したシーンが続くので肩が凝った。