「この題材の着想が…」PLAN 75 ミツバチば~やさんの映画レビュー(感想・評価)
この題材の着想が…
出だし、ふと頭をよぎったのは数年前の事件。障害者支援施設を襲った悪夢の事件。
社会的な弱者を排除するために(守るという名目で)、命の選択を迫るなど想像を超える。
しかも、まるでアウシュビッツではないか。
自ら死を希望するとはいえ、こんな社会が許されるはずもなく。
それでも、この映画は身近な関係の濃密さ、希薄な血縁を炙り出しているのかも。
プラン75に近い年齢となった今、身につまされる。気持ちは30代と変わらないのに、年齢で線引きされるんだ。
考えさせられたけど、なにを?
まだ生き続けていいの?
そんなことを考えるの、意味あるのかな。死を目前にしないと、触れ合った人間にしか情がわかない時代なのか。
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