「倍賞千恵子さんの声」PLAN 75 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
倍賞千恵子さんの声
この映画では誰も大声で話さない、叫ばない、怒鳴らない、泣き叫ばない。台詞も少ない。説明もほとんどないから日本に住んでいる人にはわかるけれど、日本を知らない人にとってはよくわからない箇所も多かったと思う。
静かに丁寧に観客に考えさせ、登場人物の思いを手渡す。映るのは背中と横顔が多かった。だから私たちも登場人物が見るもの、人、風景を彼らと一緒に見る。
倍賞千恵子がカラオケで明らかに素人の歌い方をしたことに何気ない凄さを感じて心から驚き感動した。あんなに歌が天才的に上手な人が!歌が上手い人は普通にというかあまり上手くなく歌うこともできるんだ!彼女の声の良さが映画の中で何度か言及されるけれどまさに倍賞千恵子さんのこと。
「老害」という言葉は確かにある。でも普通の地味に生きている大多数の人たちには当てはまらない。ずっと先の人生は若い人たちの将来であり夢であり希望であって欲しいと思う。
コメントありがとうございます。
いろいろと考えさせられる作品でした。制度は時代と共に必要性が出てくるのかもしれませんね。私も嫌ですが。
コメントありがとうございました。
倍賞千恵子の声、ステキです。CD持ってます。声のいい女性ってステキですね。コールセンターの成宮さんとのやり取りで、そのお声が活きて来ます。
やっぱり、倍賞千恵子かな。
コメントありがとうございます〜。
実際「老害」になっちゃってる方もおりますが、でもなるべく「老」は意識せずにその方個人の問題と捉えたいなぁ、と思うのでした^ ^
ホント、変わらないですよねー。お恥ずかしながら私もですw
そうですよね。
生きているのが憚られてしまう未来がみえてしまいました。
コメントありがとうございます。
倍賞千恵子は典型的な昭和女性を演じ続けてきたので、
主人公の若い頃が、倍賞千恵子の若い頃演じた、
男はつらいよ、家族などに登場する女性に重なりました。
仰る様に、
倍賞千恵子以外に本作の主役は考えられません。
懸命に生きていた昭和女性たちの先に待っていたのがPLAN75というのは
あまりに切なすぎます。
倍賞千恵子が切々と歌うリンゴの木の下でが心に沁みました。
-以上-
老人が主役の映画ですが、若者や現役世代にも切なかったですね。
現役世代はどこかクールで冷たい淡々としているように見えて、いろいろと引っかかりがあって、両方の立場からせつない内容でした。
すみません。寝落ちしてしまいました。
一人暮らしになってみると、健康でさえあれば、自由気ままでいいもんです。
今作とかアンソニー・ホプキンスのファーザーとかは辛いですね。
老いは避けられませんから。
背中のシーンはどれもとても印象的でした。
余計な説明セリフを省いて、情景で観客に訴えかけていましたね。だから、余計に自分には突き刺さりました。
コメントありがとうございました。倍賞千恵子さんの集客力すごいですよね。
私もそろそろ老境にさしかかり、一人暮らしをしているのでこの作品は辛かったです。