「憧れのスージー」スージーQ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
憧れのスージー
中学生の頃、部屋中にポスターを貼り、LPレコードをガンガン鳴らして、ずいぶんお世話(ナニに?)になりました。憧れと妄想の中、アルバム「QUATRO(陶酔のアイドル)」(1974)を買ったときに「The Wild One」がシングルバージョンと全く違っていたことにショックを受け、シングルレコードを買う余裕もなかったので、FM曲にリクエストを送りまくりエアチェックしたという苦々しい記憶まで蘇りました。今聴くとそれなりにセクシーでカッコいい曲♪
さらに3枚目のLPを買ったあたりで、地元金沢にもコンサートツアーにやってきたというのに金がなく、結婚したという話も相まって急に熱が冷めてしまった・・・それでもたまに股間に響くビートの「Can The Can」を聴くとあの頃を思い出す。つまり、中坊のときに大好きだったわけです。
80年代以降のスージーの活躍は全く知らなかったし、内容の濃い過去話を語る彼女に見入ってしまった。あらためて「48 Crash」カッチョええぇぇ~!とか、もうファンにとっては刺さりすぎるほど深かった。ソロ以前のガールズバンド“プレジャー・シーカーズ”とか“クレイドル”とか、全く知らなかったよぉ。やっぱり凄い!偉大だった。それに後のランナウェイズやゴーゴーズなどのガールズバンドに影響を与えて・・・凄いっしょ。
まぁ、オープニングから涙流しながらの鑑賞になりましたが、泣き所は3ヵ所だったかな。特にラストのシェリー・カーリーの歌にはスージーの全てが書かれていたことに感動。俺だって5千万分の1だいっ!てくらい。そんでもってこの曲どうやったら聴けるのか・・・やっぱりDVDを買うしかないのかな。オリジナルではないけど、3枚目のアルバム「ママに捧げるロック」の中の「Fever」はちょっとセクシーすぎて参ってしまいますょ。
ジョーン・ジェット、リタ・フォード、シェリー・カーリー、とにかくランナウェイズのメンバーが崇拝してるくらい(映画『ランナウェイズ』参照)だし、女子にも人気があったスージーQ。なぜベースギターを選んだのかという問いに「股間にビンビン響くからよ」などと答えた(うろ覚え)彼女。もうビンビン・・・もう一つ、スージーQ(susie Q)という曲もローリングストーンズやCCRがカバーしているが、これはダンスステップの名前らしい。そしてスージー・クアトロもその曲をカバーしている面白さ。それにしても音楽活動50周年か~ずっとファンでいても良かったかなぁ。
今晩は。
師匠、コメント有難うございます。
スージー・クワトロ愛に溢れるレビュー。私には書けません・・。
拙、レビューにも記載した通り、スージー・クワトロを知ったのは、“ジョーン・ジェット&ブラックハーツ“時代(もしかしたら解散後だったかもしれません)の彼女のインタビューをロッキングオンで読んだ時に”影響を物凄く受けた!”というインタビューと共に、今作のフライヤーで一際、際立っている、彼女のレザーのジャンプスーツ姿に”格好良いなあ”と思ったからです。
そして、何より現在でも現役で活躍している姿に感銘を受けました。”ローレル・キャニオン”を見た際にも思いましたが、60年代というのはロックが一気に花開いた時期だったのだな、と思いましたよ。
私が、中坊の際に嵌った80年代ロックの原点は、60年代に萌芽していたのですね。参りましたです・・。では。