「【レザーのジャンプスーツが無茶苦茶格好良いSUZI Qの生い立ちから、60年代から70年代のブレイク期からその後を描く。一人の女性としての見事な生き様が魅力的である。】」スージーQ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【レザーのジャンプスーツが無茶苦茶格好良いSUZI Qの生い立ちから、60年代から70年代のブレイク期からその後を描く。一人の女性としての見事な生き様が魅力的である。】
ー ファンの方には申し訳ない限りだが、年代的にSUZI Qの劇中流される数々のヒット曲は一曲も知らず・・。
では、何故鑑賞したかというと中坊時代に聞いていたロックミュージシャンが”憧れているロックミュージシャン”と語った際に名前が出た、女性ロックミュージシャンのジョーン・ジェットが”憧れの人”と語っていた記事を覚えていた事と、フライヤーを飾るレザーのジャンプスーツが無茶苦茶格好良いSUZI Qの姿に惹かれたからである。-
◆感想
・ヒット曲を全く知らないというのは、今作の様なドキュメンタリー作品鑑賞に当たっては致命的な気はするのだが、面白く鑑賞した。
・それは、当時のプロモーションの仕方が、良く分かった事や、彼女が最初は4姉妹でガールズバンドを組んでいたのに、彼女だけ契約され、そこからデトロイトから一人イギリスに亘り、スターへの道を突き進んでいった事などである。
ー 当然、彼女と残された3姉妹との関係性は微妙である。-
・そして、何故かオーストラリアや欧州ではヒットを飛ばすが、アメリカでは売れないままだった事。
ー 劇中では”アメリカでは早すぎた・・。”と説明されていたが・・。
近年で言えば、”ディペッシュ・モード”が欧州ではスタジアム級ビッグバンドなのに、アメリカでは売れない・・、と言ったところか。-
■驚いた事
・私は、SUZI Qは年齢的に、とっくに引退していると思ったら、現役じゃないの!息子と曲を作っているし・・。凄いなあ・・。
・更に、演技やTV番組にも出ていたり(ゲストではなく)その活動の幅広さである。
<一番凄いと思ったのは、彼女がロッカーとして第一線を歩みながら、キチンとお母さん業をしていた事、そして今では孫も新たなパートナーもいる事。
で、幸せそうな事がキチンと顔に出ている事である。
今作は女性ロッカーの道を切り開いた一人の女性の見事な生き様を描いたドキュメンタリー作品である、と私は思った。>
<2022年8月30日 刈谷日劇にて鑑賞>
NOBUさん、ご丁寧にコメントありがとうございます。顔に出ますね、その人が今、幸せか、とか、満足しているか、とか、大切な人が近くにいるか、とか。NOBUさんは幸せ系ですね!