「リンダ・ロンシュタットの人生と多彩なキャリアに感動した。」リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)
リンダ・ロンシュタットの人生と多彩なキャリアに感動した。
クリックして本文を読む
リンダ・ロンシュタットは、ロック、ポップス、カントリー・ロック、フォークのソロシンガーとしてグラミー賞も獲得し、多くのヒットを生み出しているが、前半と後半では趣が違った。
個人的には同時代をほぼ聞いていたのであるが、映画の後半の、オペラへの挑戦などそれまでのキャリアに傷がつくかもしれないが、それでもチャレンジしていたというの背景はあまり知らなかった。しかも、それがどれも人々の不安をよそに大成功を収める。
中でもジャズスタンダードCDはネルソン・リドルのアレンジということもあって、お気に入りでよく聞いていたのだが、そのネルソン・リドルとのやり取りのシーンに思わず体を乗り出してしまった。また、メキシコのルーツを持ち(関係者も知らなかったが)、スペイン語の曲に挑戦したころ、ルーベン・ブラデスはスペイン語の発音を指導し、さらにマリアッチで歌うステージのシーンも出てきて彼女のスペイン語の歌のうまさにも改めて驚いた。ただ、私の一番のお気に入りのラテンスタンダードのFRENESIについては何も触れられてなかったのが残念。
映画に出てくるイーグルス、ニール・ヤング、ジェームス・テイラー、ジャクソン・ブラウン、ライ・クーダー、ルーベン・ブラデス、ネルソン・リドルなどなど幅広い交流。アーロン・ネビルとのデュエットDon't Know Muchも良かった。
今なお健在ではあるが、病気で歌手活動はできていないとこのと。しかしナレーションは彼女の声でしっかりされていて、ラストシーンでメキシコの曲を家族で歌うところはジーンときた。
コメントする