「トルバドールの出会いに乾杯🍷」リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
トルバドールの出会いに乾杯🍷
2011年にはパーキンソン病のために引退した歌姫リンダ・ロンシュタットのドキュメンタリー映画。
パーキンソン病はおばあちゃん譲りとのことです。
冒頭、ジョニー・キャッシュが出て来ます。彼のショーで可愛がられていたんですね。カントリーの大御所ですからね。
リンダの両親はお父さんがドイツ系のメキシコ人でした。両親ともに真面目に仕事をしていながら、音楽の才能に溢れた家族で、ファミリーバンドを組んでいました。お母さんはタバコ🚬吸っていました。
リンダは真面目でタバコ吸ってなかったんでしょうね。ドラッグで命と才能を削るロックスターたちを一刀両断でしたからね。タバコ吸ってたら、パーキンソン病にならなかったかもね。
パーキンソン病のことはさておき、ドン・ヘンリーですわ。イーグルス誕生秘話がすばらしい。リンダのマネージャーやプロデューサーが真面目で、とてもいい人。ハートオブゴールドを歌うニール・ヤングがでてきました。ニール・ヤングの前座をリンダが渋々勤めたことがあったんですね。エミルー・ハリスと出会い、ドリー・パートンとのTRIOに繋がる話も良かったです。ジョリーンは掛からなかったです。あっ、ジョリーンをカバーしたのはオリビア・ニュートンジョンでしたね。
リンダ・ロンシュタットも自分でも言っていましたが、ジャンルの幅の広さ、そして抜群の歌唱力。スペイン語のメキシコ歌謡、オペラなども見ごたえありました。
ポスターにもなっているブルー・バイユーを歌っている時のデニムジャケットの映像は画質が悪くてちょっと残念でした。最後、自宅で甥っ子たちに囲まれてメキシカンバラードを歌うシーンが泣けます。
ストーン・ポニーズ(男二人はクビで、ソロ売りされる前のバンド)の髭のおじさんも嬉しそうにインタビューに答えていました。いい人たちやファミリーに囲まれて、しあわせなリンダ。州知事とのラブロマンスもあと腐れなくきれいに終ったんでしょうね。