「アイドル映画ではない。安心して映画館へ!」Gメン maさんの映画レビュー(感想・評価)
アイドル映画ではない。安心して映画館へ!
キャスティングの大切さを痛感する映画。漫画原作ということもありクセ強めの個性派キャラが勢揃いしているが、誰ひとり浮いてないし、実年齢からは考えられない高校生設定も違和感なく最後まで見られる説得力があった。
主演の岸優太さんと梅田役の森本慎太郎さんはジャニーズだが、いい意味でジャニーズっぽくない。鍛えられた体でちゃんと喧嘩に強く見えるし、声も聞き取りやすく安定した演技。実力派揃いの役者陣に馴染んでいた。岸さんはまもなく事務所を退所されるが、今後は役者としての活躍にも期待したい。アクションもスタントなしで演じたと知ってびっくり!もっと見たい。
勝太の過去などそれぞれのキャラクターのバックボーンをもう少し掘り下げてほしかったが、それがなくとも十分に楽しめるエンタメ作品だった。吉岡里帆さんが最高に突き抜けてて圧巻!
アイドル主演の映画は見に行きにくい人も一定数いると思うが、劇場は老若男女幅広い客層だったし、ひとり客も多めだった印象。女性だらけではないので、男性も安心して劇場へ行ってほしい。おバカな笑いや下ネタもあり、むしろ男性のほうが楽しめる作品だと思う。
あまりにレビューの点数が高いのでサクラか!?と疑ったが、レビュー件数が増えても安定の高評価。その理由は見れば分かる。
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