「初めは展開の速さに戸惑うけど、見てるうちにそんなことはどうでも良く...」Gメン ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
初めは展開の速さに戸惑うけど、見てるうちにそんなことはどうでも良く...
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初めは展開の速さに戸惑うけど、見てるうちにそんなことはどうでも良くなり、観賞後はもう一度見たいと思う映画。
ヤンキー青春映画だけど、おバカなノリで盛り上がり、下ネタもハイテンションだし、コントのような面白さもあり、大人が真剣に高校生を演じているからこその笑える青春映画だと思う。
ケンカのシーンが満載だけど、岸優太さん演じる勝太は、自分のことではケンカはしない、理由が無いと反撃しない、武器は使わないところがカッコいい。岸君のアクションシーンも、派手さはないがその分作られた感が無く、スピード感があり身体がぶれない本当にケンカの強い人に見えた。
そして、仲間や大切な人のために闘うスイッチが入ったときの表情、特に目つきが変わるところがいい。
G組のメンバーもクセ強めの人達ばかりで見た目に目がいきがちだけど、何故か違和感が無い。特に竜星涼さん演じる瀬名は、イケメンなのにボケたりふざけたりしてカッコ面白い。
更に大人の田中圭さん演じる八代先輩や高良健吾さん演じる伊達先輩の登場でカッコよさが増し、安心感で作品を締めてくれている。
勝太の、伊達先輩や瀬名君のデリケートな告白にも、困ったり、笑ってごまかしたりせずに、真っ直ぐで正直で思いやりのある受け答えをしていてとても良かった。
吉岡里帆さん演じる瞳先生が面白すぎる。
クロマニヨンズの主題歌「ランラン」も、作品に合っていて良かった。
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