「テメーら、食わず嫌いで見逃すなんて許さねーからな❗️」Gメン グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
テメーら、食わず嫌いで見逃すなんて許さねーからな❗️
モテたい
エッチしたい
ヒーローになりたい
運動会、生徒会長選挙、修学旅行、文化祭、卒業式…
学年、クラス、先生(時には教育実習に来た女子大生のお姉さま)、友だち、部活の先輩後輩同級生。
こう書き並べてみると、高校生活の3年間て、めちゃくちゃ色んなものと出会ってるんですね。
※不運な理由(経済的であったり、心身における何らかの障害であったり)で、それらと出会えない方が少なからずいることなど、当時は想像もしてなかった。自分はかなり恵まれていたのだということにも今更ながら気付かされました。
思春期の男の子の頭の中は、いつも悶々としてるわけです。
妬みや僻みや自己嫌悪、誰にも相談できない悩みや葛藤と無縁の高校生なんて、いるはずがない❗️
そんな世界を2時間に凝縮し、テンポ良く、軽くも重くもなく、とても愉快に、気持ちの良い映画に仕上がってます。
映画の出来とはまったく関係ないのですが、個人的には、永野芽郁さんもこの世界観の中で見たかったな。
(補足?)
服役しても更生できない、どうしようもなく世の中にとって害毒となる人間は、一定数存在する。
というかなり重いテーマもさり気なく語られていましたが、このテーマについては、最近文庫化された伊坂幸太郎さんの『逆ソクラテス』の中でも触れられています。
この小説もこの映画に負けず劣らずの傑作ですので、機会がありましたら是非‼️
こどもたちや若者を、先入観や思い込みで決めつけるおとなたちへの痛烈な一撃。もちろんそれだけではなく、深く大事なことを爽快に描いていきます。
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