「今回はレザーフェイスに同情する笑」悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)
今回はレザーフェイスに同情する笑
ここ数年間続編映画やリメイク映画において、往年のオリジナルキャストカムバックする同窓会のような映画が相次いでいる。
第一作目ヒロインのサリーがカムバックするということで、本作「悪魔のいけにえ」まで同窓会と化してしまうのかと、公開前は乗り気ではありませんでした。
しかし、本作を観ていくと、なんだかどんどん元気が出て来るぞ!笑
実際にあったアメリカの銃乱射事件を彷彿とさせるトラウマを抱えるヒロインが、"銃"というトラウマを乗り越えていく軸と、知らない土地に足を踏み入れた若者グループに巻き起こる大惨劇という過去作に倣った軸が合わさっていくという、思ったよりちゃんとした作りで逆に笑ってしまった。
数々の関連作やオマージュによりアイコン化してしまったレザーフェイス。本作ではそれを逆手に取って大暴れ。
自分の家に何処かの若造が勝手に上がり込んできていきなり出て行けなんて言われるわ、持病のある母親を殺されるわ、家の前でパリピ達がどんちゃん騒ぎするわで、今回はレザーフェイスに同情しかしない笑
ただ、もう少しレザーフェイスの日常を観たかった気もしますし、年齢設定に疑問が残った。サリーだけ老けすぎ?
バスでの大殺戮シーンの投資家パリピ達の頭の悪さには失笑。猿かお前らは笑
あの人数で負けるなよ笑
ラストは近年のオリジナルキャストカムバックの同窓会ムードをぶった斬るかのような展開。そしてヒロイン姉妹のリベンジシーン。銃のトラウマを乗り越える妹。そしてチェーンソーを奪う姉には笑ってしまった。良い表情でしたねー笑
無事にリベンジがきまり、よかったねー。で終わるかと思いきや、さすがです。
あくまでも原作リスペクト。
同窓会でも、リベンジでもない。
リターンズ!!!!
エンディング後まで楽しめました。