劇場公開日 2024年5月3日

  • 予告編を見る

「弁護士や周囲が凄い」ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0弁護士や周囲が凄い

2024年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

無知で人の事を考えず自分の都合のみで行動する人間は大の苦手だが、周囲を動かす息子を思う真っ直ぐな気持ちは偽りのない本物なのだろう。

ストーリーよりも母親のキャラクターがウリの作品のように思える。
トルコ移民なのでメンタリティや生活慣習がトルコ系だからか、家族思いで常に美味しそうな料理を作りアイロンがけをするような働き者だが子供への過干渉は鬱陶しがられており、長男の友人からも嫌味を言われている。
予約を無視し弁護士事務所に乗り込み、ベンツ(ドイツでは大衆車)をブッ飛ばし、息子が帰ってくると世話になった弁護士やメディアへの会見も買い物で忙しいから来ないという傍若無人ぶり。
結局あの弁護士や周りの努力のおかげということもあり、主人公への感情移入は全くできなかった。

エンドクレジットで本人たちの画像が出たが、役者達の役へのアプローチには頭が下がった。
特に弁護士は痩せ型、丸メガネ、口髭と特徴的だったこともあってか、そっくり過ぎて笑ってしまった。

カツベン二郎