「かなりの喜怒哀楽。の割りに淡々と─」ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ SHさんの映画レビュー(感想・評価)
かなりの喜怒哀楽。の割りに淡々と─
実際の出来事をあまり知らないので、真相がどうなのか映画だけでは鵜呑みにできませんが、どんな結果であっても、決して良かったねーとはならない内容。かなり悲壮めいたところを笑いでカバーしようとしていた気が・・・まぁ実際の女性の人柄がそうだったのでしょう、非常にその人柄などが伝わってくる作品でした。
ただ、期待していたほどコミカルでなかった、というか笑いどころをうまく掴めなかったというか・・・内容が内容なだけに敢えて淡々としてその中でユーモアをという意図を感じました。だから結構泣けたりしたんですが、コミカル要素よりお涙ちょうだい的な要素が強かったのがちょっと・・・。というのも、そもそもあのタイトルから勝手に面白いものを期待したわけで、なかなかの肩すかしだったなぁという印象です。
劇映画なので主人公を中心に物語が展開するのは至極当然だとは思いつつも、少しばかり事実関係はどうなのかということが気になってしまいました。確かに悲惨であってはならないことなんですが、悲しみというか立場というか視点というか─あまりに偏りすぎなんじゃない?と思っちゃいました。その対象の最たる人物の描写もほとんどなかったので、やっぱタイトルとは・・・ってな感じです。
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