「多様性を受け入れる余裕のなかった時代」わが青春つきるとも 伊藤千代子の生涯 talkieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0多様性を受け入れる余裕のなかった時代

2022年8月19日
Androidアプリから投稿

現代の戦争は国家の総力戦と言われますが、挙国一致で聖戦を遂行するためには、思想の多様性など認めている場合ではなかったのでしょう。
それだけに「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないよう」(憲法前文)今は充分に多様性を受け入れる社会になっているでしょうか。評論子には、そんなことに思いが至った一本でした。
著名な俳優さんの出演はありませんが、それでもキャストの皆さんが一生懸命な役を演じていることが画面から伝わる一本でもありました。

talkie