劇場公開日 2022年9月30日

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マイ・ブロークン・マリコのレビュー・感想・評価

全202件中、1~20件目を表示

4.0壊れた社会で生きれば壊れてしまうのは必然

2022年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作の切々とした寂寥感が実写映像で上手く表現されていてよい映像化になった。永野芽郁のこれまでにない役柄も上手くハマっていたし、奈緒の「壊れた」感じがとてもリアル。ブロークン・マリコというタイトル通り、壊れて死んでしまった親友を弔う旅路を描くが、彼女がなぜ壊れてしまい、どうして自分に救うことができなかったのかを骨壺を持ちながら自問自答する。主人公み一方で、営業の仕事で毎日のように上司に理不尽な叱責を受けている。こんな環境では、タフな彼女のような人間でない限りすぐに壊れてしまうだろうなと思う。
マリコが壊れたしまった原因は、直接的には家庭問題だが、もっと広く、この社会全体が壊れているのではないかと感じさせる。窪田正孝演じる男もかつて「壊れた」ことがあったようだ。壊れた社会で人が壊れたとしても、それはむしろ正常な反応かもしれない。主人公も実は壊れる寸前ではないのか、死者との旅路で彼女はかろうじて壊れる寸前で留まれたのだと思う。

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杉本穂高

4.0ハードボイルドと呼ぶにふさわしい骨太さがある

2022年9月30日
PCから投稿

永野芽郁が見せる荒ぶる魂に魅せられた。まず従来の演技とは目つきの鋭さが全く違うし、シーンを重ねるごとにヒリヒリとした摩擦が熱を帯びていくかのよう。それだけじゃない。上司の小言を受け流す。やさぐれ気味に煙草を吸う。着流しのコートとドクターマーチンの靴で突っ走る。酒場ではベロベロに酔う。挙げ句の果てに、彼女が小脇に抱えるのは、無二の親友の遺骨・・・。これはもう一言で表現するならハードボイルド。一方の親友マリコは”ファムファタール”と呼ぶにはちょっとニュアンスが違うかもしれないが、少なくとも主人公の人生を翻弄する”運命の女”である点は一致している。空が落ちてきそうなほどの曇天模様が全編を覆う中、旅を続ける主人公の心が時に大きく剥き出しとなり、かと思えば、躍動しながら少しずつ変貌を遂げていくこのひととき。タナダユキ監督が描くクセモノ揃いの人間たちの中でも、格別に熱い芯を持ったヒロインの誕生である。

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牛津厚信

4.0シイノトモヨは二回跳ぶ

2022年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

悲しい

これはバディが不在の女性版バディムービーだ。永野芽郁が演じるシイノトモヨは、子供のころからの親友マリコ(奈緒)の遺骨(を収めた箱)を抱き、マリコがかつて行きたいと言った岬を目指して旅に出る。マリコは不在ではあるが、道すがらシイノが回想するシーンで、2人は確かに、共に生きている。

当然ながらロードムービーでもあるが、シイノの日常であるブラック企業の職場とのコントラストが、そうだよな旅って日常からの逃避であり脱出だよなあ、と当たり前のことに改めて気づかせてくれるのもいい。

シイノが跳ぶ場面が2回あり、それぞれ印象的であると同時に、作劇の上でも物語を跳躍(leap)させるはたらきを持つ。2つの場面でともに“水”が登場するのも偶然ではない。シイノが次のステージに進むためのイニシエーション(儀式)を象徴しているのだろう。

虐待されて育った女の子が、若くして死んでしまうという重い要素をはらむ映画だが、シイノの特別なキャラクターと永野芽郁の熱演、タナダユキ監督の誠実な演出によって、きっと観る人の心を軽くしたり希望になったりするのだろうなと信じられる好作になった。

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高森 郁哉

2.5言語化するのがとっても難しい作品。

2025年4月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

言語化するのがとっても難しい作品。ムズいな〜。
家族以外の人間で、家族以上に思い入れがある、大事な人が自死した経験。
私にはそういう人がいないから、ドンピシャで刺さる要素が無いけれど、
人によってはあるかぁって話でもある。

この作品では、親友が自死するわけだが、
その死を町中の食堂でランチ中に、TVのニュースで突発的に知るシチュエーション。無いなぁ〜。
衝動的に主人公は親友の実家に赴き、遺骨を奪い逃走。
そんな体験、無さそうでやっぱり無いなぁ。
親友は親友の父に虐待されていた。性被害も含め。
それが許せなかった。無いなあ、考えた事もない。

主人公も主人公でメンヘラチックな親友に依存してて、
親友も主人公にだいぶ依存してた。共依存関係。そんな人、いねぇなあ。
遺骨を持ってロードムービー的展開へ。無いなあ、仕事があるもんなあ。

そこから旅先で色々あって、ゴタゴタあって、なんだかんだあったり、
人との出会いもあったり、前に進む事になりましたとさ。
喪失を受容する通過儀礼の時間と再生。
これはあるかもなぁ。でも親友じゃなくて家族とかだよなあ。
ようやく何か取っ掛かりが見えた矢先に物語はフィナーレ。

なんかいつものように、たとえ話やエピソードすら思い浮かばないストーリー。
ヤサグレ、サバサバ、スレまくりの永野芽郁も、
巷で話題のW不倫キャラ並に馴染みがなく、
いつものキャラクターとはだいぶ異なる様相。
チャレンジ精神は素晴らしいが、イメージに無さすぎて、
しっくりした感じも伝わって来ない。

奈緒の方は、メンヘラチックで病的で不幸背負ってますの、
イメージ容易な奈緒のキャラクター。
まあ男なら警報ガンガン鳴り響いて、危険サイン出まくりの女性で関わりたくないタイプ。

全体通して重めのテーマで、最後まで重くて暗いまま。
天気予報ならずっと曇りで快晴になる瞬間すらない。
雨こそ降らないが、どんより感で終始じっとりしてる、
なかなかヘビーな鑑賞時間。
可もなく不可もなく、面白くもつまらなくもない。
一つはっきり言えるのは、ハマる瞬間が無かった事だけ。

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ソビエト蓮舫

3.5いつものイメージと違い。

2025年2月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

いつも控えめな役や元気な女の子の役が多い永野芽郁さんですが、今作のやさぐれた役も違和感なく役にハマってて良かったです。
内容も少し短めだがまとまってて良かった。

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はまぐりの短い感想文

4.5難しさは残るが、真実を捉えている

2025年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

なるほど~ 漫画の実写版ですか~
基本的にはヒューマンドラマに近いようにも思えるが、ミステリー要素も含んでいる作品に仕上がっている。
親友マリコの死をニュースで見てしまったシイノ
ニュースが伝えた自殺
この理由こそシイノが探していることであり、この物語の原動力となっている。
有名俳優が多く登場することで、この物語が何について語っているのかがわかりにくい点は、逆にミステリー要素を演出している。
そしてこのミステリーには解釈こそあれど、答えは得られないのかもしれない。
なぜなら、
自殺してしまった人に対し、遡って「あの時に」と悔やむ以外できることなど何もないからだ。
そして原因はひとつではない。少なくともいくつかの要素が雪だるま式に膨れ上がってしまうことなのかもしれないが、実際にある自殺についての答えは、もしかしたらほとんど誰も真剣に考えようとしないという実態があるのではないだろうか?
さて、
自殺したマリコの継母から届いたシイノの靴と手紙
その手紙の中に入っていたマリコからシイノに宛てられた手紙
シイノは、手紙ばかり書いていたマリコが、死ぬ前に自分宛に手紙を残さなかったのはどう考えても合点がいかなかった。
やっぱり手紙はあったのだ。
その内容は明かされることはないが、シイノが手紙を見て微笑んでいる。
そこに書かれていたのは、間違いなくマリコ自身の姿であり本心だったのだろう。
釣り人のセリフ「もういない人に会うには、生きているしかないんじゃないですか?」
おそらくこれこそがこの物語が最も伝えたかったことだろう。
シイノの想い出の中のマリコ
時系列がバラバラで、視聴者にはその真意がつかめない。
高校生まであったマリコの父の虐待
一人暮らしを始めたにもかかわらず、その虐待は彼氏に化けて続いた。
その全てがマリコ自身の所為だと考えるようになってしまっている。
「もうどこから直していけばいいのかわからなくなった」
一般的に考えると、マリコはその過去の影響から躁鬱のようになって、やがて統合失調症のようになったように思える。
そしてなぜ、あの最後の手紙が継母から届いたのだろうか?
それはおそらく飛び降りる直前に書いたことで、投函しなかったからだろう。
マリコが死を決意したその手紙に対し、なぜシイノは微笑みながら読んでいたのだろうか?
ここの部分の解釈は難しい。
その内容はマリコらしい表現で彩られていたと思われるが、同時にそれはいつもの手紙と大差はなかったのだと思われる。
つまり、マリコにとってはいつでも自殺できる状態が昔から続いていたことを意味する。
シイノはその手紙を読みながらやがて涙するのは、そのような状態が長く続いていたマリコの核心部分に蓋をして見ないようにしてきた自分自身の内面を知ったからかもしれない。
シイノの本心のひとつ 「面倒くさい女だと思っていたのにさー」
彼女の自立を願っていたシイノは、一般的な我々同様に本気で自殺することを考えていない。
まりがおか岬にて頂点に達したシイノの想いは、確かにいつだって本気だったことをマリコに伝えていた。
自殺という裏切りにもとれる行為に対するお返しを、やっぱり自殺で返してやるという極限の想いはシイノの本気度を表している。
「恥ずかしながらシイノトモヨ帰ってまいりました」
このセリフに込められた自殺の意志と覚悟。
そして幻覚 カメラの視点は少し上にあって、それがマリコの視点だとわかる。
ここにファンタジー要素も加わっている。
また、
どうしても解せないのがマリコの父
なぜ彼は祭壇の前にいたのだろう? 気配すら消し去っているほどだ。
葬儀すら挙げない親の姿としては矛盾が残ってしまったが、これが作家の実体験であるならば、この要素もまたマリコの自殺理由の謎の要因となっているのかもしれない。
さて、、
マリコがシイノに一緒に住もうと言ったシーンが数回ある。
これがマリコのたった一つの希望だったのではないだろうか?
マリコはシイノの想いを見抜いていた。
それは彼女自身が自立すること。
だからシイノは口では一緒に住もうと言いながらも、実際にはしなかったのだろう。
線香花火のシーンは、まだ高校生の頃だったように感じた。
一緒に住むことに救いを求めたマリコだったが、その甘えを受け入れまいとするシイノの一線が、マリコには明確に見えていたのだろう。
シイノにとって良かれと思ったことが仇となった。
高校時代までどうしようもなくなっていたマリコの精神状態は、決して良くなることなどなく、似たような悪いものを引き寄せながら、ゆっくりと破壊されていったのだ。
いつものように、その時々の想いをしたためた手紙と、ふっと切れてしまった「何か」
ずっとナイフのエッジの上を歩きながらシイノを見続けてきたマリコの、その「何か」がその瞬間切れたのだ。
それだけマリコは追い詰められていた。
「彼氏がいるときは全然連絡しないくせに」
精一杯の自立を演じても、できないものはできなかった…マリコ。
作家は、友人の自殺という実体験から、どうにもできなかった事などを踏まえつつ、その自殺者への本心を親友の目という客観的視点から探ろうとしたのがこの作品なのかもしれない。
殆どの人はその人のためと思い一線を画す。
それは結局自殺するという行為で表現されることで、一般的にはすべてが自殺者の所為になってしまうが、自立を促す前に、その本心を見定めることが重要なのだろう。
誰一人シイノを責めることはできない。
シイノ本人も自分を責めてはいけない。
彼女の勤務先 そこに垣間見える現代社会の在り様
「友人が死んだからって、仕事さぼっていいわけじゃないんだぞ」
この中にある「常識」という名の異常
これらの常識の中からマリコの死の真相を探ることなどできない。
自殺というものが何かを問いかけているものであるならば、それは、シイノのように探り出さねばならないのだ。
それだけが自殺者に対する報いとなるのだろう。
その自殺がどんな理由であれ、自殺者にとっての真実だ。
その真実がどうであれ、その真実を手繰り寄せることは、きっと思いやりの一部だろう。
考えても正直難しいのだが、この作品は自殺者に関しある種の真実を捉えているように思う。

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R41

3.5親友っていいなぁ

2024年11月22日
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親友と呼べる人は私にはいないけど、この映画を通して知ることができました。

私は自分の気持ちを観る物に投影しがちだけど、登場人物の立場に立って観ることが、大切なことにも気づけるし、作品も純粋に楽しむことができるんだと気づきました。

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みのすけ

3.5永野芽郁の演じる性格の女性はよかったですね。 クソの父親に向かって...

2024年10月14日
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泣ける

笑える

難しい

永野芽郁の演じる性格の女性はよかったですね。
クソの父親に向かっていく姿は勇ましかった。
近しい人をこういう形で先に亡くすと悲しさは勿論、自分に対してのもどかしさや後悔怒り等などが渦巻く。経験があるのでまさにって思いながら観てました。
残された者は‥生きていくしかない。どんなに辛くてもやってられなくても日常は戻ってくる。
そしてたまに故人を思い出して文句を言うw
あのブラック企業はあり得ないけど、辛すぎる時にはいいかもしれないなんて思ったり、、、

窪田くんはさすがの存在感だなと思いました。

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あじま

5.0テンポ感あるストーリー展開。一気に鑑賞できる。永野芽郁の走る姿がか...

2024年9月29日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

難しい

テンポ感あるストーリー展開。一気に鑑賞できる。永野芽郁の走る姿がかっこいい。運動神経良いのがわかる。

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旅人ヒデちゃん

4.5私的に

2024年8月15日
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鑑賞方法:VOD

とてもよかったです

マリコが一方的にも見えますが
今時だと共依存というのでしょうか

こうだったらああだったらと二人の状況を
仮定したら色々見方があるかもしれませんが

とても危ういバランスの上でも
ワタシ的には、何者にも変え難い絆かなと

是非この後漫画も読んでみてくださいませ

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mmnioh

2.5理解できず

2024年7月28日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

親友のために遺骨をもって海を目指すロードムービーです。
主人公の行動や親友の行動に全く共感できないため、評価は低めです。

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たけお

4.0予告編から永野芽郁が飛ばしてました。

2024年5月31日
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鑑賞方法:VOD

本編では芽郁ちゃん浮いちゃうんじゃないかなぁと心配してましたが、杞憂。曇天の空の下、この重たく、救いのない話しを前へ前へと進めていったのは間違いなく永野芽郁の頑張りでした。
原作を読んでいないのでオリジナルのシイノトモヨは分かりませんが、強いけど強そうに見えない、大丈夫じゃないけど大丈夫そうに見える、特別キレイでもスマートでもクールでもない綿菓子系の永野芽郁の配役がハマっていました。本人の意志とか責任とかと無関係に現在の境遇にたどり着いた感がでてます。

明日原作買いに行きます。

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SUZ

3.5きれいな字を手紙で残せる人になりたい

2024年5月22日
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鑑賞方法:VOD

最初のほうでマリコのことをダチと呼んでる永野芽郁を見てこれ大丈夫?と思ったが、すぐに不安はなくなってハマってた。
それ以上なのが奈緒なのだろう。こちらも見事にブロークンだった。

簡単には死なない、むしろ死ねないという一方で
友人が突然この世から消えてしまうこともあり得るのが現実。
でも自分も消えてしまったら、その友人を思い出す人もまたいなくなるわけで、二度目の死を迎えてしまうことになる。(トーマの心臓)

だから残されたほうは生きていくことが必要なんだな。

窪田正孝もよかった。

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本まぐろトロ子

マリコは骨壺に入って初めて男に勝った!

2024年5月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

生きているうちに自分の歪みに気づいて、生き直すべきだった。でも親友の力を借りて、死んでから初めて男をぶっ飛ばした。せつない。生きているうちに自分で自分の歪みに気づいていこうと思った。

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笠部翔

4.0シイちゃんが増えるといい

2024年4月29日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

ハードな友情の描き方が良かった。私自身がこういう邦画をあまり観たことがないのでわからないのですが、女性のハードボイルドものは作品数がもっと増えてもいいと思います。

マリコの様に若年層の自死の原因は親の虐待が多いんだと思う。だから、シイちゃんの様な女性が増えると救われる子も増える。闘わないとですね。シイちゃん、昼食にラーメン屋でビール飲むのがさまになるなあ。

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ミカ

0.5かなりつまらなかった!!

2024年3月27日
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出だしで骨壺を強奪するシーンは良かったですが、後は薄く表面的で、かなりつまらないです。良くも悪くも、永野芽郁の怒鳴り演技を堪能できます。

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

3.0暗いのに明るい、斬新

2024年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

マリコが書いた手紙の字が可愛い。
永野芽郁さん演じるシィちゃんの口の悪さと行動力に好感が持てる。
脇役の窪田正孝さん演じるマキオに興味が沸いた。
自殺、虐待など暗いテーマなのに明るいイメージの作品。
遺骨の使い方が斬新。

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どん・Giovanni

2.5全体的にふわふわとしていました。

2024年3月4日
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鑑賞方法:VOD

単純

設定、ストーリー、人間模様。題名に書いた通り、全体的にふわふわしているように感じました。何故マリコが彼処まで壊れてしまったのか、大人の悪行、シィちゃんとマリコの関係性はわかりましたが、もう少し掘り下げて欲しかったかなと思ってしまいました。
作品を通して、マリコが居なくなった後のシィちゃんの不安定さが「マリコが依存していた様に見えるが、シィちゃんの方が依存していた」という表しになっている様に見えましたが、少しその表現も弱いかなと。ただ叫びまくってる変なお姉さんみたいになってた印象です。もう少しシィちゃんのマリコに対する思いだったり、『重さ』みたいのが欲しかったです。シィちゃんのサッパリした感じなのに未練タラタラな不安定さが人間としてはリアルですが、映画のキャラクターとしては不細工に見えてしまいました。

ですが窪田正孝さん演じるマキオ。素晴らしかったです。
もう少しキャラクターとしての魅力を感じたかったですが、その掴めない感じが素晴らしかったです。

もう少し登場人物に感情移入が出来て、登場人物に寄り添えたら面白い映画だったと思います。置いてけぼりにされている印象を感じました。僕の感受性の問題かも知れません。

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芥

2.0私的に永野芽郁さんの新境地は及第点に届かず

2024年2月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

これまでに無いキャラに挑戦というのでしょうか
悪い言葉遣い
喫煙、それも吸い方の行儀の悪さ
その他諸々

これを永野芽郁が演じ切れるか
最後にはハマるのか
そればかり気にして鑑賞しておりました

残念ながら満足に至らず、まだまだ頑張れよとお気に入り女優にエールを送りたい

私自身3ヶ月前に会社の後輩を自死で失い、あまりのショックを経験しただけに、永野芽郁演じるシィちゃんの気持ちはよく分かる

映画的には消化不良でした

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零式五二型

4.5もういない人に会うには、

2024年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

最後の手紙に何が書いてあったかは分からないけど、マリコがめんどくせー女だったことを思い出せる様な内容だったらいいな…と思う。

幼かったマリコから母親を奪った父親に弔われたところで白々しいって、本当にそう…。父親は何を思って遺骨と向き合ったんだろうなぁ…。

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暇
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