オードリー・ヘプバーンのレビュー・感想・評価
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ヘプバーンの人生
沢山の人に現在も愛されているのに、本人は愛を求めていた。
終始、なぜか涙が出そうだった。
100分の中に、見事にオードリーの一生が詰まっている。見終わったあとは1人の人物の一生を見たなんとも言えない気持ちになった。
世間でのイメージのオードリーと、本人の思う自分との対比。掴んだ栄光は必ずしも幸せとはイコールではない。
ドキュメンタリー映画って苦手意識が少しあったけど、素敵な映画だった。
ただ、自分が死んだあとに勝手にドキュメンタリー映画やられたんじゃたまったもんじゃないなって思ったw
結局本人はこの世にいないわけで、この映画も周りの思惑でしかない。死人に口無しとはこれか。
ヘプバーンというアイコンを深掘り
可愛いのアイコンとして時代を経て語り継がれる理由はなんだろう?という疑問から鑑賞。
なるほどなと思ったのは、まずはマリリン・モンローの存在。今までヘプバーン単体で見ていたからその魅力が理解できてなかっただけで、マリリン・モンローのカウンター的アイコンと考えれば納得。それに加えて妖精のようでファッション映えする体型、さらにはバレエ仕込みのリズム感。奔放なキャラクターがますます愛おしく見えてくる。私生活についてはよくあるパターンですが、彼女の場合、埋め合わせを慈善活動に充てていたというところが女傑。私の知り合いにもヘプバーンのように誰にでも変わらぬテンションと笑顔で接する女性がいますが、その人と接すると一瞬であっても気持ちが晴れる。広告塔をしてる人ってイメージだけでしょと懐疑的になりますが、人の気持ちを高めてくれるというのは取り替え不可能な能力ですね。
こういった資料映画は何らかの発見を与えてくれるので面白い!
大きなダイヤのようにキラキラ
愛くるしくて大きなダイヤのようにキラキラした人だ。
若き日の輝きが眩しすぎる!
GIVENCHYのドレスが似合いすぎる!
今の時代に観てもすぐ真似したくなるファッションがそこかしこに溢れている。
知らなかった結婚生活やプライベート、子どもを自分で丁寧に育てるために引く手あまたのオファーを断っていた時代も。
後半のユニセフの活動をしている頃は、素敵なシワがある。
スッと伸びた背筋に年齢を感じさせないオーラを感じる。
子どもにも再婚相手や友人にも恵まれ素敵な人生だ。
最後の方なバレーのシーンはちょっと長く感じたのが残念。
観たいのはそこじゃない。オードリー・ヘップバーン本人の姿なのだ。
世界の宝
前半、珠玉の名作オンパレード映像を観ているだけで、オードリーの魅力にやられてしまいました!
マスコミ系の友人が、若い頃の木村カエラさんの可愛らしさを、「日本の宝」と称えていましたが、オードリー・ヘプバーンは、「世界の宝」だと思いました。
もう彼女がこの世に存在していないのだと思うと、無関係なわたしでさえ、何やら悲しくなります。
他界して長いのに、また可憐で儚い印象ながら、圧倒的な存在感です。
しかし、カメラの前のオードリーが、プロフェッショナルで完璧だったように、映画スターは映画の中で輝くものだと感じ…もしかしたら、ご本人は「ドキュメンタリー映画なんて望んでなかったわよ!」と苦笑しているかもしれないと想像しました。
オードリー・ヘップバーン学入門篇
とても丁寧にバランスよく作られたオードリー・ヘップバーンのドキュメンタリーです。内容としては、正直知っていることばかりですが、オードリーの事をあまり知らないファンの人にはいいいかも。とは言っても、オードリーの若い時から晩年までの映像コンテンツが一杯だし、恵まれない私生活から自分の名声を利用して、英語、フランス語を駆使してスピーチをするなど、ユニセフの活動を推進する彼女の気高さは素晴らしいです。海外の俳優が慈善活動に熱心なのは、社会への影響力を持つ者の責任感からなのがよくわかります。ドキュメンタリーとしては手堅い感じだけど、時々ハッとするスチール写真があり、監督のセンスが光りますね。
内面から出る美しさ
大女優、大スター、誰もが名前を知っているオードリー・ヘプバーンの
ドキュメンタリー、あちこちのサイトで点数が高いので気になり鑑賞。
私は残念ながら、この方の映画は一度も見たことがないが、
「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」「ティファニーで朝食を」
などなど、タイトルぐらいは知っている。
若いころの美しくて、かわいらしく、モデルのような容姿は知っていたが
これだけの大スターがプライベートでは、幼いころの両親の離婚から始まり、
幾度の離婚、パパラッチに追い掛け回されたり、と決して
順風満帆とはいえなかったというのは全く知らなかった。
それでも、晩年のユニセフの活動、貢献の偉大さは、まさに彼女の内から出た、
愛情、美しさであった。利他的な愛の深さ、心の底から滲み出る、
スターとしてのおごりなど一切ない、本当の美しさに感動した。
上映時間は100分だったらしいが、あっという間であった。
凛とした美しい人
その生誕から死没までのドキュメンタリー
どうしても注目を集める人、一つ一つの動画や写真から漲るオーラが凄い
市井の人が大女優になる確率と、大女優が市井の人に戻れる確率でいえば、実は後者の方が低いかも
そのへんを振り切って、自分の名声を、昔の自分と同じ様な基本人権に苦しむ子供達を扶けるための資金集めに使う
UNICEF活動資金を寄付募って倍にしたとか知らなかった
凛とした美しい人の映画
良すぎる素材に手を加えるのは難しい
変な演出潰して70分位にしたらよりキレキレだったかも
何がソマリア難民を生み出したのか?
特にファンではないが最近仕事で彼女を熱烈に信奉するある奉仕活動をなさっている方に出会いその頃BSで「ローマの休日」をたまたま目にしてやはり面白いので最後まで観てしまったことがあってこれも神様の思し召しかなと思ったので観たがちょっと切ない内容であった。実子をはじめジバンシィのディレクターなど彼女に関わった多くの人のインタビューで構成されているのだが想像以上に直球勝負のドキュメンタリーでかなり不幸な彼女の実生活が飾らず描かれる。デビュー主演作でアカデミーショーを獲ってしまった若くて清楚なイメージが強烈だったが故に1976年の「暗くなるまで待って」以降銀幕から遠ざかったのはさもありなん。晩年のユニセフ広告塔としてのライフワークを手放しで称賛しているわけではなくその慈善活動が「依存症であった」という視点がこの映画の立ち位置であろう。今年1月に他界したピーター・ボグダノビッチ監督のインタビューが貴重でありがたい。
「男運がない」と言われていたこと。
スーパーウルトラメガスターのヘップバーンを出生から俳優デビュー、結婚生活、他界するまでなど、大体の人生を100分で知ることができた。
確実なのは、かわいい。
綺麗、美しい。
スタイルもいい。
身近になれるエレガントさ。
ハリウッド・スターとしてのオードリー・ヘップバーンはみんなの憧れになれる存在なのだ。完璧なのだ。現時点では、各時代の価値観など関係なく、輝き続ける方なのだ。
活き活きして、演技をしている時代の映像(主にモノクロ時代)は、本当に楽しかった。
どんなに、スーパーウルトラメガスターでも、一人の人間なのだな。
「ほー」と思うことも多かった。
私生活のことで、印象に残ったのは「男運がない」と言われていたこと。
知人が言っていたが、「良い、悪い」とかいう映画ではない。
結果的に観られてよかったが、プライベートなところまでオードリーのことを晒さなければならなかったのかは、疑問である。
果たして、知りたかったことなのか??
オーソドックスで正解のドキュメンタリー
ド直球ストレート、長男や友人たちのコメントを添えて、多くの伝記や映画雑誌などでは有名なオードリーのエピソードを紹介する、オーソドックスなドキュメンタリー。
変化球を投げないでも、よい出来だったと思いました。
彼女自体が「愛されている」アイコンだし、幼少期から過酷な人生を送ってきているので成立していました。
ナチに傾倒して、子どもだったオードリーを捨てて出て行っちゃった父親のエピソードはあまり知られていないはずだから、これを正面から取り上げたことはよかったかなと。
紹介されてなかったことも多く。
再会後、直接の交流としては袂を分かった父ではあるが、資金的な援助は続けて、亡くなる間際に「愛してないといったのは、父としてどう接していいかわからなかったから。娘のことは誇りに思っている(ニュアンス)」と言葉を遺したエピソードは入れてほしかった。
出演作品を満遍なく紹介していたから、『ローマの休日』などの代表作以外は観ていない人たちが、「あれも、これも観てみたい」と思うはず。
私も今「午前十時の映画祭」でかかってる『いつも2人で』が観たくなりましたよ。
光と光の世界
闇が濃くなれば光はさらに輝くものだ
この作品で描かれるオードリーの光と闇の闇の部分は世界大戦の最中、父との別離がもたらした哀しみと苦悩、ファザコンでダメンズとの失敗な結婚生活として描かれる訳です
甚だ勝手な話だと思いますが・・・
私の感想はこの作品、作家たちのオードリーへの礼賛があまりに強く眩し過ぎて、緻密かつ丹念に演出されて導き出される事実は本人には哀しみに満ちた深刻な闇ではあるが、他人から見たら、それを漆黒の闇ではなく、やはりオードリーさんは男運はなかったりしたけど基本リア充。与えたり与えられた多くの愛に包まれた、強運に満ちた栄光の人生を不器用かもしれないが、男社会と戦いながら、しっかりと自分の足で歩いた逞しい人だと感じた
だからこの作品はオードリーの光と闇ではなく光と光のように少し物足りない印象が残りました。
よく、不幸な人生だったとクローズアップされる気がしますが、 これを...
よく、不幸な人生だったとクローズアップされる気がしますが、
これを見て、
戦争体験や離婚経験はあるものの
どちらかと言うと幸せな人生だったのではないかと感じました。
でも、もう少し長生きしてほしかったですね.
【世界中から愛された稀代の大女優は、後年、多くの人にそれ以上の愛を注いだ・・。”幼き日の哀しみをバネにして、利他的で人道的な姿勢を貫いた姿が人として素晴らしいと思ったドキュメンタリー作品である。】
ー 最近、ラジオでオードリー・ヘプバーンさんが「ティファニーで朝食を」の中で歌う”ムーンリバー”を聞いた。
儚げな歌声に魅了され、その晩映画館へ足を運んだ。
(今作でも窓際でアコギを弾きながら歌うシーンと、実はカット寸前だったのを、オードリーさんが怒って上映にこぎつけ名シーンになった事が描かれていた。)ー
◆感想
・オードリー・ヘプバーンさんの出演映画は、メジャーな作品は大体観ている。(但し、年齢的にTVである。)
そして、当然の如く若いころは、その世界中が魅了されたと言われる美しさにヤラレテいた。
・今作が秀逸なのは、オードリー・ヘプバーンさんが幼き時、父親がナチス思想に走って”黒シャツ党”に入党した後、家族を捨て出奔した彼女にとっては、終生トラウマになった事柄から、きちんと一人の女性の人生を多くの人のインタビューを織り交ぜながら、裏表なく描いている点である。
ー そして、彼女に対してのコメントが皆、好意的であるのだ。皆、彼女が好きだった事が良く分かる。(二人の旦那さんに対するコメントは当然、辛辣・・。)前半はやや懐疑的に観ていたのだが、本当に善人だったのだな・・、と彼女の後半生を知るに至り、思った。-
・バレーダンサーだったことを始めて知ったし、第二次世界大戦中、酷い餓えを経験していたり、両親の離婚を目にしたり・・。
- 幼年期の彼女は、厳しい経験を数々している事も、様々な人物のインタビューを交えて描き出している。けれど、彼女は悩み苦しみながらもその数々のつらい経験を、後年、昇華させている。立派であるなあ。-
・最初の旦那さんと、2番目の旦那さんと、夫々子を作りながらも関係性が破綻して行き、ギリギリまで子供の事を考え、我慢しながらも最後には離婚した事実も隠さずに描かれている。
- オードリー・ヘプバーンさん自身が、幼年期持てなかった温かい家庭を築きたいという思いからであろう、相手の素性(特に2番目のお医者さん・・。)の奥まで確かめずに結婚したのは・・。
救いは、三番目の男性と結婚はしていないが、良好な関係性を持てた事であろう。
ある方が”彼女は男運が悪かったのよ”と言うシーンがあるが、幼き時のトラウマも関係してしまったのかなあ、と少し思った。-
・そして、映画界のオファーを10年近く断り、子育てに専念した事もナカナカ出来る事ではない。大スターの地位よりも、家庭を大切にする姿。
■齢を重ねてからのオードリー・ヘプバーンさんがユニセフの広告塔として、自らソマリアなどに赴き、人道支援活動を世界に呼びかける姿は、尊崇ですらある。
且つての自分の飢餓の経験及び、子供を大切に思う気持ちが、あの行動に繋がった事は、容易に想像が付く。
何となく、不幸な結婚生活をしていた、故ダイアナ妃が地雷撤去の活動に積極的に取り組んでいた事を思い出した。
<オードリー・ヘプバーンさんは誰もが知る、今でも世界から愛されている大女優さんであるが、私生活では華美に走らず、子供を大切にする心優しき一人の女性だったのだ。
そして、後年は飢餓の子供たちを救うために、自らの病に気付きつつも、利他的で人道支援に注力した年を重ねたオードリー・ヘプバーンさんの表情は、若き日の銀幕の姿にも増して美しい、と私は思った。
世界から愛された大女優は、様々な過去の哀しき経験をバネにして、多くの人に愛を注いだ人間として素晴らしい女性であった事を、このドキュメンタリー作品から学んだ。
今作は、今後、少しづつ彼女の未だ観ていない作品を見て行こうという気持ちにさせてくれた貴重な稀有な女性の一生を追ったドキュメンタリー作品である。>
一言「見るなら、これは今でしょう!」。
公開中なので、ざっくり紹介&感想。
第二時世界大戦下に、極度の栄養失調になるほどだった子供時代。
初の主演映画「ローマの休日」で、オスカー主演女優賞をとった女優時代。
10年仕事を休み、その後ユニセフ親善大使で世界を飛び回った晩年。
この3つを軸に、ヘプバーンの子供・孫、仕事仲間や友人たちが。
彼女のことを語っていく。
出演作はチラチラ出てくるだけなので、作品を見ていなくても大丈夫。
ファンの方には、オフショット満載なので。たまらない映像です。
実は彼女の作品で、私はどこか「哀しさ」をちょっと感じてたんです。
そしてなぜ有名女優がユニセフ大使?
そんな疑問がこの作品でわかりました。そうだったのかあ・・・。
没後約30年。
彼女が晩年飛び回った世界は、彼女の「深い愛」を受け継いでいるだろうか。
ふと思いました。
オードリー好きな方には必見の映画
伝説的スーパースター、オードリー・ヘプバーンの生涯を物語るドキュメンタリー映画。
彼女の映画を見たのは『ローマの休日』くらい。というのも華奢な女性にあまり魅力を感じない、で若い全盛期映像にはあまり心に響くものはなかったが、男性も女性も徳を重ねる人は美しい。後半生のユニセフ時代のほうが魅力的に感じたのは自分だけ?オードリー好きな方には必見の映画です。
初めての、泣いたドキュメンタリー映画
しかし、「ムーン・リバー」の無い「ティファニーで朝食を」なんて。制作会社、何を考えていたんでしょうか。
マリリン・モンローの「マイ・フェア・レディ」は、もはや無理でも、オードリーの歌声の「マイ・フェア・レディ」、是非観たいです。
愛の人、オードリー
愛に溢れています。女優として愛を与え、接する人に愛を与えます。
小さい時の食料不足で苦労、バレエにはぐくみ、女優業に活かし大活躍!
晩年は、ユニセフのメッセンジャーとして大活躍!
2度結婚されていますが、最後に出会ったロバートと早くあって結婚してたらよかったですね!
とにかく、孫のエマのメッセージが響きました。
誰もが知ってる有名女優の知られざる一面を描いたドキュメンタリー。ただし・・・
映画好きなら誰もがその名前を知ってる有名女優オードリーヘップバーン。
といっても、自分とは世代が違うので、見た作品はレンタルで、「ローマの休日」と「ティファニーで朝食を」のみ。美人だけど、古い作品なので人種差別要素が結構あるなあ、と思ったのを思い出した。
あとは、晩年にユニセフ活動に力を入れていたのは知っています。
知っていたのはそれだけ。
(この映画で初めて知った・気づいたこと)
・両親からの愛情に恵まれなかったこと
・その裏返しとして、恵まれない子供たちに愛情を注いだこと
・「ローマの休日」の翌年に結婚していて、以降に出演した作品では独身ではなかったこと
・結婚・離婚を繰り返していたこと。子供がいること
・家族を守るために活動を休止したこと
・体形がとてもスリムなこと(言い換えると胸が無いこと・・・)
没後30年近く経過して、彼女を知っている多くの人も鬼籍に入っているでしょう。
彼女の親族や彼女から恩恵を受けていた知人は、彼女のことを悪くは言わないですよね。
この映画では、彼女の知られざる面のなかの一部しか描いていないはず。
といっても、お金を払って光り輝くスターの作品を見る観客は、影の部分の描写など求めていないとも思いました。
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