劇場公開日 2022年5月6日

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「何がソマリア難民を生み出したのか?」オードリー・ヘプバーン たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5何がソマリア難民を生み出したのか?

2022年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

特にファンではないが最近仕事で彼女を熱烈に信奉するある奉仕活動をなさっている方に出会いその頃BSで「ローマの休日」をたまたま目にしてやはり面白いので最後まで観てしまったことがあってこれも神様の思し召しかなと思ったので観たがちょっと切ない内容であった。実子をはじめジバンシィのディレクターなど彼女に関わった多くの人のインタビューで構成されているのだが想像以上に直球勝負のドキュメンタリーでかなり不幸な彼女の実生活が飾らず描かれる。デビュー主演作でアカデミーショーを獲ってしまった若くて清楚なイメージが強烈だったが故に1976年の「暗くなるまで待って」以降銀幕から遠ざかったのはさもありなん。晩年のユニセフ広告塔としてのライフワークを手放しで称賛しているわけではなくその慈善活動が「依存症であった」という視点がこの映画の立ち位置であろう。今年1月に他界したピーター・ボグダノビッチ監督のインタビューが貴重でありがたい。

たあちゃん