劇場公開日 2022年6月3日

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「ヤバすぎる」きさらぎ駅 umaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ヤバすぎる

2023年6月15日
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この映画は色んな意味でヤバすぎます。
まず主人公がデフォルトでぶっ飛んでます。
大学生である主人公がきさらぎ駅での体験を当事者の女性に取材しにいくと言う場面から物語が始まるのですが、何を思ったのかその帰りに異世界に単独で突っ込み、恐れる様子を一切見せず「一度聞いただけの話」を元にきさらぎ駅を着々と攻略していきます。この時点で常人に比べ恐怖心がかなり欠落しているように感じますが、主人公の異常性はこれだけではありません。なんと攻略していく中で平気で人を殺します。
と言ってもその殺した人間と言うのは人の形をした化け物であり、もちろん主人公もそれを知った上での行動なのですが、いくら化け物とはいえ人の形をしたものをナイフで刺そうとしているわけですから、普通の人間ならば少しは躊躇しますよね。ですがこの主人公にはそう言った描写が一切ありません。初見なのにも関わらず、平気で人(怪物)をナイフでつき刺し、岩で後頭部を殴ります。
一応そんな主人公に対し周りの人間も「どうしてそんなに冷静なんだ」と突っ込みをいれるシーンがあるのですが、次のカットでは「まあ仕方ないよね」みたいなノリで話が進んでいきます。
少し長くなってしまったのでキャラの詳細はここまでにし、作品全体の評価にうつりますが、一言で表すならゴミです。まず本家きさらぎ駅のようなストーリーを求めている方は見ない方がいいです。めちゃくちゃに話が改変されているので最早別作品です。なぜきさらぎ駅という名前で作ったのかが謎なくらいに。
CGもオリジナルストーリーも良くも悪くもB級映画だなぁって感じです。YouTubeのネタ動画みたいな安っぽいCGによくある展開の詰め合わせ。決して面白くはないです。「こう言うB級感が好きだよ」って方からすれば暇つぶし程度にはなるかもしれませんが、本気で面白いストーリーを求めている方は見ない方がいいです。時間の無駄です。
例えるならpcでフリーバカゲーをやってる時のあの感覚に似ています。まあつまりゴミです。

uma