「タモリの奇妙なとか、稲垣くんのほん怖と大差ない」きさらぎ駅 じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
タモリの奇妙なとか、稲垣くんのほん怖と大差ない
面白い映画でした
あいにくやはり「世にも奇妙な物語」と「本当にあった怖い話」に出てくるような話でしたね。
恒松祐里演じる女子大生が、神隠しにあった女性(佐藤江梨子)に会いに行き体験談を聞くというストーリー。
不思議な体験もあるし夢で起きているかのような恐怖体験が語られる。
日本的ホラーの真髄は「四谷怪談」だと思うが、その恐怖の源は「理不尽」に尽きると思う。
合理的説明もなく、怨みのあるなしもどこかに行って、ただひたすらに根源的な怖さを追求する。
呪怨やリングの怖さに近いかな。
前半は、会社員の芹澤さんがいい味出している。鎌倉殿でも存在感発揮してたね。出てくるだけで何かありそう。
乱暴な若者翔太(木原瑠生)はなかなかのイケメンだが、人格は最低。
話は、電車を使って異世界に紛れ込んだ佐藤江梨子が体験する話だが、なかなかのショッカーだ。
でも、話を聞いている設定だからなのか怖さもほどほど。
最後に脱出する時のくだりが重要。
現実の世界に戻ってきた佐藤江梨子の話を聞いた恒松祐里は自ら同じ手順で異世界に入り込む
(異世界エレベーター)というのは初耳
後半は、恒松祐里ターンで、佐藤江梨子から聞いていた話から、より積極的に動くのだが、結局展開の詳細は違っていても、結論はおなじ。
話には落ちがあって佐藤江梨子が恒松祐里の取材を受けた理由がハッキリする当たりが闇
終わったと思ったら、第3の話が始まる。
異世界に入る姪は展開を知っているはずで、この後誰が出てくるのかなと思わせて終演する。
姪に救出には、結局佐藤江梨子が行くしかないだろうなと思うねえ。
2回目は観客には2度目なので、純朴そうな恒松祐里の大胆な行動に驚かされることで、興味を引っ張るのは賛成だ。
なにか起きそうなトンネルでは何も起きないとかの肩透かしもあり、あえて裏切ることで面白くなっている。
グロさもエグさも、テレビちょい超えくらいなので、安心して見られるB級映画ですね。
それにしても、本田望結はムチムチしすぎかなあ。
ちゅうさん
最初に入り込んだのはだれなのってはなしですよね。
実は、会社員も3人組もお膳立てだったりしてね。そうやって入り込んだ人の生気を吸う妖怪なのかな?あの目玉は