「Hunter or Prey」ALIVEHOON アライブフーン ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Hunter or Prey
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邦画らしからぬスタイリッシュさ、脂肪を限界まで削ぎ落とした無駄のない作品でした。ゲーマーが実際の世界でも特定のジャンルで活躍するというのは洋画ではたまにありましたが、邦画では自分が観てきた映画の中では初めてでした。
実際のレーサーの方が行なっている円を描きまくるドリフトシーンの美しさとドローンでぴったりマークして最高に酔えるカメラワークが重なった結果、通常のスクリーンでも臨場感が味わえます。台の上に置いたペットボトルを綺麗に真っ二つに割ったり、山道を限界速度で駆け抜けたりと、福島県内のみの撮影でも広大な規模を思わせてくれる演出の巧みさには脱帽です。
ストーリーもゲーマーでパッとしない主人公が、ゲームで鍛えられた腕を実際の車でも活かし、現実でも頂点を目指していくという王道かつとてもシンプルな構成になっています。だからこその面白さが凝縮されており、全く寄り道をせずひたすら駆け抜けてくれるのでダレることがありませんでした。
勝負にきっちり勝ち、自身の夢をも叶えるというサクセスストーリー、シビれました。骨太な邦画を観れて感激です。
鑑賞日 6/11
鑑賞時間 14:55〜17:10
座席 A-1
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