さよなら、バンドアパート
劇場公開日:2022年7月15日
解説
ミュージシャンになる夢を追う主人公が、メジャーシーンの中心へと進んでいくまでの栄光と挫折を描いた青春ストーリー。3人組ロックバンド「juJoe」のボーカルとギターを担当する平井拓郎が実体験をもとに執筆し、「note」で発表して反響を呼んだ同名小説を映画化した。都会の喧騒にもまれながら、音楽の道に進みたいという夢を抱いていた川嶋。そんな彼の背中を押してくれたのは、大阪で出会ったユリだった。ユリとの出会いは川嶋のすべてを変えたが、ミュージシャンとしてプロデビューした彼を待ち受けていたのは、厳しい現実だった。監督は「ニート・ニート・ニート」の宮野ケイジ。主人公の川嶋役に元ミュージシャンで本作が俳優デビュー作となる清家ゆきち、川嶋の運命を変えるユリ役に「さがす」などの森田望智。そのほか、元「AKB48」の梅田彩佳や「ベイビーわるきゅーれ」の高石あかり、石橋穂乃香、阿南健治、千原せいじ、竹中直人らが共演する。
2021年製作/97分/G/日本
配給:MAP
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映画としてのクオリティとしては恐ろしく低い。
森田望智出てなければ映画としては本当に絶望的なクオリティで、ある意味役者に救われている。
地震やコロナだの、2度と会えないだの、いかにも意味ありげなフラグの冒頭モノローグで期待感を持たせるものの、実際何も関係なかったり、急にバンドが大きくなってたり、急にうまくいかなくなってたり。とにかく説明や描写がない、ただただ稚拙な作りの映画で、素人的な構成に頭を抱える。監督の力量について、現在35℃を超えるこの猛暑の中でも寒気がするくらいの低さを感じる作品ではある。
ただ、劇場を出ると決断するほどでもなく、それは「夢破れた男の哀愁」という好みのテーマだったからというのがあって、おそらくちゃんとした監督と俳優使っていればもう少し良い映画になったんだろうなとは感じさせる。
本当に残念映画。
ただ、知名度微妙な実存のバンドも多く出てきていて、世の中に響かない曲を人生かけて歌って消えていく人間たちの悲壮を感じて、切なくはなった。
主演の男が、テンダラーの浜本そっくりな見た目だから、しばらくは顔見るたびに笑ってしまいました。
ライブハウスのミュージシャンと接したことがないので、自分の知らない世界を少し見られたことで、すごい傑作とまでは言わないけれど、佳い映画だと思う。実際には一度もメジャーに行かずに終わるミュージシャンも多いだろうし、現実はさらに厳しいかもしれないが、若いときの焦燥感や絶望感、微かな希望などは描けていたのではないか。脇を固める三人の女優もそれぞれによし。
2022年7月15日
Androidアプリから投稿
大阪の路上で弾き語りをするミュージシャンの希望と勘違いと挫折の話。
酔いどれ女と出会い、必要性が良くわからないメイド喫茶に声かけられてと展開していき、そして数年経って…。
ベースアンプあった?とか、初めてでブレイクまで合わせられる?とかいう突っ込みは置いておくとしても、バンドアパートって何ですか?
話の展開が唐突なところが多いし、翻って過去のことや酔いどれ女への思い入れが何故???
そこら辺をもう少し上手く描けたら面白くなりそうなのに、なんか勿体なく感じた。
2022年7月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会
主人公(新人みたい?〕の歌声が好きになりました。完成披露で鑑賞しましたが、監督の言葉通りに青春の終結と大人への一歩を描いた良作でした。ヒロインの森田望智さんは、全裸監督でのイメージを払拭する存在感でした。バンドマンの苦悩?を優しい眼差しで見つめる竹中直人さんのコミカルさも良かったです^_^