「モノクロ映像の中に住む人々。言葉によって相手を知り自分を知る大切な物語。」カモン カモン 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
モノクロ映像の中に住む人々。言葉によって相手を知り自分を知る大切な物語。
ホアキン・フェニックスは
あのグラディエーターで脱皮し
役者としての巧みさはジョーカーを経て
また違った世界へと広がりを見せた。
この物語は ー
大人と子供の会話に重きを置いている。
ストレートで純真な子供達に比べ
知りすぎた大人達のぎこちなさは
ドキュメンタリーかと思うほど
可笑しく痛く切実に伝わってくる。
「大人と子供のセラピー」
言葉は、思いは、最後の最後まで
そんな風に描かれている。
そして優しく存在するモノクロ映像は
見えないものを探し、導き出す
登場人物達の心情を効果的にした。
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