「ことば 言葉」カモン カモン のらりさんの映画レビュー(感想・評価)
ことば 言葉
モノトーンの画面。
少年と男性、男性と女性の静かな会話。
気持ちよく冷房の効いた館内で
心地よい眠気にたびたび誘われ
ふと気づいて再びスクリーンに向き合っても
ストーリーに大きな変化はなく
会話、電話、物語の読みきかせ、本の朗読
言葉の中に漂う。
一冊の詩集を休み休み読んでいるかのようにも
なんどでも言葉を交わすことで
なんとかお互いを、今の状況を
理解しようとすること。
アメリカにもこんな日常があるのか。
翻って自分は?
言葉が足りていない。
それを作る努力も足りていない。
そんな気になった。
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