「子育ての経験があると理解度があがるのかなぁ…。」カモン カモン yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
子育ての経験があると理解度があがるのかなぁ…。
今年112本目(合計386本目/今月(2022年4月度)22本目)。
他の方も書かれている通り、モノクロ映画です。ただ、映画内でスマホを使っていることからもわかる通り、歴史上の(技術的な)事情ではなく、あえてこの表現を選んだのだろうと思います。
他の方も書かれていた通り、かなり哲学チックな内容で、子育ての経験があるかないか(私はありません。独身)でかなり理解度が違ってくるのでは…と思います。
傾向として言えば、今年1月か2月だったかの「フレンチ・ディスパッチ」(分野違いの話題を3話くらいするタイプの映画)に似ていて、名著・名句とされるものが表示されて展開が少しずつ変わるところも似ています。
また、先に述べたほど展開はコロコロ変わらないものの(引用した映画は話題自体が3話とみなせるほどコロコロ変わる)、突然陰謀論の話が出たり数学物理の話を始めたり、かと思えば哲学の話が出たりと妙にマニアックな展開になっています(なお、一般的な理解で足りるように考慮はされています)。
今日は金曜日で1枠だけしか見に行けずこの映画を選びましたが、今週はもう1つ「パリ13区」だったか、こちらもモノクロ映画のようなので混同には注意しましょう(私は日曜日に見に行く予定)。
私には経験がないしなかなか評価も難しいし、扱っている話題自体もかなり多岐にわたる内容でうーん評価は難しいなと思ったものの、扱っている話題個々それぞれは理解が容易で、先に引用した「似た映画」として出した映画が突如「懸垂分詞や分離不定詞」という謎の字幕を出して混乱させたような要素はこちらになかったので、比較考慮してこちらは満点にしてあります。
他の方も書かれていましたが、「本来的には」中学生くらいの子(男の子でも女の子でもOK)と来るのがベストなのかもしれませんが、もともと理解が難しい映画ですし、今週からはクレヨンしんちゃん、先週からはコナンとまだまだあるので、「えーこの映画なのぉ?」って言われるかもしれませんね…。