「サリンジャーやアメリカ文学好きな人には、いいかも。」マイ・ニューヨーク・ダイアリー いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
サリンジャーやアメリカ文学好きな人には、いいかも。
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サリンジャーを題材にした映画は、これで何本目だろうか。サリンジャーファンではないが、よく鑑賞しているほうだと思う。映画だけでなく、彼に関連した本もよく出版されている。
「ライ麦畑でつかまえて」が爆発的に売れて、それから彼は新作を書かなくなり、田舎で隠遁生活に入ってしまった。それがまたジャーナリズムに格好のネタを提供するはめとなり、ますます殻に閉じ込むようになった。
この映画はサリンジャー偏愛者から郵送されてくるファンレターに、お決まりの返事を書くことを担当する若い女性編集者?の物語だ。。詩人になることが彼女の最終目的である。その成長を描く物語だと思う。だけど、現在の同棲相手と別れ元カレとよりを戻すのか、気に入っていた仕事を何故辞めるのかがしっかり描かれていないので、よく分からない。
読者からの熱烈なファンレターを読んでいるうちに、自らの詩人魂が甦って来たとも推測できるが、正直よく分からない。サリンジャーが狂言回しに思えてくる。
マーガレット・クアリー目当てで、鑑賞したが、今ひとつ魅力的でなかった。
「ライ麦畑でつかまえて」を読んでいないと、その魅力が理解できない映画かもしれない。
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マキさんのコメント
2022年5月8日
いなかびとさん、コメントありがとうございます😊
ティーンエイジャーは多感で難しい年頃ですよね…。
私も読んでみようとは思いますが、自分の子どもにオススメしたほうが良いかもですね🤔