「目は口ほどに物言う」ケイコ 目を澄ませて レビューとは到底呼べないレビューさんの映画レビュー(感想・評価)
目は口ほどに物言う
三宅監督のきみの鳥はうたえるが大好きでその流れで見に行きましたが、岸井ゆきのさんが本当に素晴らしいなと思いました。
もちろん耳が聞こえない役なので、言葉はほぼ発しないので目や動作だけであそこまで、心を動かすのは本当に素晴らしいなと思いました。
物語はボクシングに行って仕事に行っての繰り返しで、大きな出来事が起こらないですが、そもそも生きてて大きな事件とそう起こらないし、生きてて、電車で告白される事もないし、本を取ろうとして手が重なる事もないし、ネクタイを頭に巻いて寿司を持った酔っ払いも見ないし、食パンをカジリながら学校に通っている高校生もほぼ見ません。てか、そんなこと怒った事もないし、見たこともないです。
まあそれは置いといて、人生は繰り返しだし、嫌な事もやらないといけないし、人に傷つけられる事もある。しかし、そこに自分が情熱を注げるものがあったり、好きな事好きな物があれば乗り越えれ気がします。
あと、人はもちろん1人でもある程度生きて行けるとは思うのですが、やはり支えがあってまた強くなれるんだなち思いました。
ケイコもボクシングを続けて行くに連れて、怖さや、親の事など辞めようと迷ってしまいますが、会長やトレーナーの方に支えられてボクシングを続けて行く事を選ぶのもやはり周りが行って選べた事じゃあないかと。
誰だって強くはないですが、周りの助けがあれば、強くなれるわけではないですが一歩踏み出せるんだと思います。
最後のケイコの表情を見て走って行くケイコはまたボクシング続けていくのだろうと思っていたら、エンディング最後に縄跳びの飛ぶ音がして、まだケイコはボクシングを続けているんだと勝手に思いながら映画館を後にしました。