アブラカダブラ 魔法の箱
2019年製作/86分/インドネシア・シンガポール合作
原題または英題:Abracadabra
スタッフ・キャスト
- 監督
- ファオザン・リサール
- 製作
- イファ・イスファンシャー
- ジャスティン・デイメン
- 脚本
- ファオザン・リサール
- 撮影
- ガンダン・ワラー
2019年製作/86分/インドネシア・シンガポール合作
原題または英題:Abracadabra
まさにタイトル通り、マジックの小道具の筈の木箱に入った人や物が消えてしまう。マジシャンは消えた少年と母親を探すべく木箱の持ち主の父親の足跡をたどる旅に出ます。
アブラカダブラとは手品の呪文でお馴染み、メソポタミアのアラム語のavada kedavraが語源らしいが意味は「消えろ」らしい。
冒頭で流れるオルゴール、手品ショーでは「ツアラストラはかく語りき」が流れるが主人公は大げさ過ぎないかといじっていました、そのほか、意味不明の不協和音など奇抜な映画音楽、映像でもゼンマイのついた玩具の飛行機や車が出てきて移動シーンを見せていました、昔のアメリカ映画の移動シーンへのオマージュの様にも見えますが、子供への受け狙いかも。
マジックを魔法と結びつけるなんてアイデアは子供じみていて馬鹿馬鹿しいのだが、次々に起こる不可解な出来事や妙な人物につられて最後まで愉しめました、単なる木箱にしか見えませんがこんなもので映画を一本撮ってしまうのだから不思議な映画です、インドネシアの人の純朴さなのでしょうかね。結局、映画でも種明かしはありませんでした、気にはなりますが手品映画なので仕方ありませんね。壊した筈なのにもう一箱出てきましたね、続編狙いなのでしょうか、気になります。
ハチャメチャな内容。
箱の中に入った人たちが次々に消えていくが、箱の中から出てくる人もいる。
別の箱に入った人が消えたり、そもそも箱の中に入っていないトラがあらゆる場所に現れたりと意味不明な展開が続く。
結局、人や動物が消えたり現れたりという不思議な現象を描いて、「どうです?楽しいでしょう?」という子どもだましの映画という感じ。
引退しようと思った手品師が主人公で、父親の残した消える箱を最後の使ったところ、本当に人が消えてしまう。
こんな絵は見たことがあるので、プラスアルファが欲しい。