「イスラム社会は変化することができるのか?」メイド・イン・バングラデシュ caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
イスラム社会は変化することができるのか?
バングラデシュの若い女性が、差別的な扱いを受け、低賃金で働かされる現状を変えようと、労働組合の結成に奮闘する物語。
ダリヤ・アクター・ドリという女性の実話を元にしているようだ。
しかし、スクリーンに映し出される街の風景を見ると、厳しい現状が伝わってくる。
イスラム社会は、一体何をつくり出し、目の前の貧しさと混乱を見て、一体何を考えているのだろうか?
そして、グローバリズムという名のもとに、海外の安い人件費を求め、潤っている欧米や日本の企業は、他国の人たちを奴隷のように利用しているだけなのだろうか?
映画の尺は95分。ラストは尻切れトンボのように終わってしまう。
いろいろな制約はあるのかもしれないが、120分程度に伸ばして、その後を描いてほしかった。
ちょっと、物足りないところも有るが、イスラム社会の女性の人権を扱った作品!
ぜひ劇場でお確かめください!
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