クラウディ・マウンテン
劇場公開日:2022年6月10日
解説
中国の人気ドラマ「鎮魂」のチュー・イーロンが映画初主演を務めたディザスターアクション。春節を前に賑わいを見せる、中国西南部の街。この街を取り囲む山では、10年越しで行われていた高速鉄道を通すためのトンネル掘削工事が佳境を迎えていた。技術者たちが休日返上で作業にあたる中、地質学の専門家ホン・イージョウも変動する地殻の再調査にあたっていた。そんな中、トンネル内で突然の湧水が技術者たちを襲い、街では大規模な地盤の陥没が発生。地殻変動により2時間以内に山が崩落し、大量の土砂が市街地へ流れ込むことが発覚する。16万人の住民を救うには山を爆破するしか手段がない中、イージョウがこのミッションに名乗りを上げる。イーロンが主人公イージョウ役を演じるほか、「エイト・ハンドレッド 戦場の英雄たち」のホァン・チーチョン、「オデッセイ」のチェン・シューらが顔をそろえる。
2021年製作/114分/G/中国
原題:峰爆 Cloudy Mountain
配給:クロックワークス
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2022年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
『アルピニスト』や『神々の山嶺』、ウィル・スミスのドキュメンタリー『ウェルカム・トゥ・アース あなたの知らない地球』など、アニメやドキュメンタリーを含め、ここ1か月間で、やたら山に登る映画を観ている気がする今日このごろ……またも山に登る映画だ。
CGは日本の特撮ヒーロー番組レベルではあるし、大半は地味な人間ドラマシーンでつないでいるが、ディザスター・パニックとしては、抑えるところは抑えている。
母の死後、わだかまりがあったままだった父と息子が和解するくだりも、感動ポイントではあるし、デジタルに頼らない昔ながらの職人気質親父が活躍して人を助け出すというのも、ステレオタイプではあるが見応えもある。
10年かけて作ったトンネルを自ら爆破し、人命を救う選択に迫られ、少しゴネるキャラクターもいるが、基本的に企業のトップは人命を優先させようとする。労働者にとっても、これまでの10年間が水の泡になってしまうだけに、人命がかかっているとはいえ、簡単には決断できない、この緊迫感の中、映画の尺をフルに使って決断を下すのかと思いきや、意外とあっさりと人命を優先させる方を選ぶ。
ディザスターというのが前提にあるだけに、人間ドラマはさほど求めないし、うるさく言うつもりもない。しかし、なぜだろうか……物語としては、そうなるのは当たり前のような展開だが、舞台が中国ともなると違和感が残ってしまう。
労働者の人命を消費し、捨て駒のように使ってきた中国が、経済よりも人命を優先するという物語になっている時点で、プロパガンダ臭いのだが、清々しいほどに英雄的決断をするというのもあからさま過ぎてしまう。
権力者が英雄的な行いをすると全てプロパガンダとして観てしまうのも悪いクセなのかもしれないが、エンドロールで労働者たちのニュース映像が流れから……確信に変わってしまう。
所々ワザとらしい演出があるものの、皮肉なことに作品自体は良くできている。
2022年6月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ここ4〜5年くらい?(もっと前から?)、中国資本によるアクション映画が増えている。どれもCGがすごくて迫力はあるが、脚本がやや浅いという傾向がある(という個人的印象)。そしておらが国の素晴らしさをアピールしまくるというパターンも。
本作もまさにそんな映画だった。献身的に人助けに奔走する人たちをひたすら描く。それなりに緊迫感があるはずなのに、でも眠気を感じてしまった。ということで、正当な評価にはなっていないかもしれない。
それでも気持ちがあまり乗らなかったってことではある。なんで観たんだ?って話なんだけど、本来この手のディザスタームービーが好きなんだからしょうがない。こんなときもある。
2022年6月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
観て良かった→4
映像・音楽 →5
テンポ →5
ストーリー →4
心に残る →4
2022年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ハリウッド映画の良いシーンを模倣して、1本の映画にしているだけ!
本当は☆0だけど、お金かけてるから☆1にしておきます。