「小さなビューティフルマインド」手紙と線路と小さな奇跡 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
小さなビューティフルマインド
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ちょっと涙腺やられた。高校で同級生となった自称女神(ミューズ)ラヒと仲良くなった数学の天才ジュンギョンの小さな恋物語と駅舎作りの夢を叶える実話を基にしたストーリー。そして終盤には父親(イ・ソンミン)の罪の告白に胸が熱くなってしまう・・・
中盤で、姉のボギョンが鉄橋から落ちて亡くなったことが明かされるところでも泣けるのですが、いや待て、この展開は・・・まさしく数学の天才『ビューティフル・マインド』のネタとそっくりではないか!しかも同じ数学の天才。実話にかなり脚色してるんだな~と感じるものの、小さな恋物語にキュン死してしまいそうになったので評価は下がらない。なんたって少女時代のユナちゃんだからね~姉(イ・スギョン)のほうが庶民的な顔立ちなので好きだけど。
泣けるいい話ではあるけど、ジュンギョンが天文学に興味を持ってるエピソードが弱すぎたり、本が好きな割には国語が弱かったり、父親が唯一の運転士なのだから姉が死んだときの運転士は父親なのだと想像できたり・・・色々とツッコミどころはある。
もう一つ、大統領に関して言えば、86年から87年は韓国が軍事政権から民主政権に変わったという転換期でもあったわけで、駅舎の許可が下りたのに大統領が替ったことには全く触れてないのも何か意図を感じてしまう。序盤は大統領に手紙を書き続けるのがテーマだったのにね。
線路があるのに駅がない町。日本でも新幹線が次々と開業しているのに、駅が作られなかったところは結構深刻な問題があったりする。今後交通問題は深刻になりそうだ・・・
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