クルーガー　絶滅危惧種

ルールを守らないから危険にあっただけ。
最後は密猟ダメ絶対って方向に持っていってるけど、無理矢理感が否めない。
動物のCG（特にサイ）がちょっと安っぽすぎたなぁ。
自然動物の脅威は特になく、人間が一番厄介だって話。

出てるんですよね、この映画に。ブラッド・ピットが。ちがう！ソックリさんが(笑)
ちょっと残念っぽいピットさんなので、便宜上“ブラピのNG”と呼びますね。
もしや？と思い、本作のキャストと、ブラピ様の経歴を照合してみたんですね。
当然、接点はコンマ１ミリもありませんでした。当たり前の話です。
じゃぁ、彼は一体誰？何者？どういう俳優さんなのか、調べようとしましたが、こんなドマイナー作品を解説してくれるほど、ネット界隈はヒマじゃありませんでした。
天下無双のWikipediaですら例外ではありませんでした。
僅かな手掛かりとして、.com様の解説記事があるだけ。
そこで物語の大筋とキャスト一覧だけは確認できました。.com様グッジョブ。
誉めたり貶したり忙しいやっちゃなぁ。レビュー削除の恨み、まだ忘れてないんDA！
それでも結局、誰なのか謎のままなんですよ。
しっかし、どんだけドマイナーな作品なんよ？観てて大丈夫なん？と、初っ端から、かなり不安なスタートでの鑑賞でした。

えっとね、困ったね。序盤からね、突っ込む気力さえも無駄に思えるシロモノなの。
CGなんて、めーっちゃショボいの。サイの子供が出てくるんですが、どーみても“張りぼての着ぐるみ”みたいなクオリティなの。狙ってやったの？
てかさ、おまえら人の言うこと聞かなさすぎ！しょーもない見栄はりすぎ！大自然嘗めすぎ！
きっとこうなるんだろなー…って予想を、ことごとく裏切ってくれないの。意外性は限りなく0の序盤だったんですね。
でもね、評価している部分はあるの。だってコレ、珍しく両親の離婚話入ってないんですよね。
特にどーとゆーことはない、ふつーの夫婦なの。
家族愛物で、あのお決まりのパターン、もうお腹いっぱい。
意外なことに、ちょこっと面白くなってくるんですね。ブラピNGがジャガー(？)に襲われるシーンは、結構驚いたの。まぁ、ブラピ様、死亡フラグ立ってたんですが。
でもね、結局生き残ってくれたのは、嬉しかったの。腐ってもブラピ様、NGでもブラピ様ですから。なんじゃそりゃ。
興を削いだのはお父さんと娘の確執。ここ、イライラするだけなのに時間割き過ぎなんですよね。
そんなせいもあったのか、クライマックスで、お父さんが身を挺して家族を守って命散らすシーンも、なんだかなぁ…って感じたの。銃弾一発でご臨終って、あっけなさすぎたし。
最初はvs獰猛な野生動物物を期待して観始めたの。『ビースト』みたいな。ところが肝心の終盤はvs密猟者だったのも、なんだかなぁ…という感じでした。
サイとハイエナとジャガー以外にCG使う予算なかたったのは見え見え。しかもこいつら、ほとんど動かないんですよ。マジもん絶滅危惧種のゾウが出てこないし。

極限状態に置かれた家族の苛立ちや、すれ違いが描かれていたのですが、いずれも中途半端に感じたかな。
どうせやるなら家庭崩壊するほどに徹底的にやってほしかったかな。そこからの家族再生の物語だと感動できたかもなのに。

ちなみにタイトルの『クルーガー』どういう意味なのか調べてみました。
ドイツ語で「賢い」とか「聡明な」って意味らしいんですよね。どこがっ！
サブタイトルの『絶滅危惧種』って割には、登場する動物のバリエーション少なすぎたし。
終ってみれば、ブラピNGがご出演ということ以外は、なーんも収穫の無かった作品だったです。はい。
ブラピ似様に免じて★1個加点ね。
予算さえあれば、もう少し面白く作れたのかなぁ？って作品。

■休暇でケニアを訪れたジャックとその家族。
　サファリツアーで一家団らんのはずが、会社から休職を言いわたされていたジャックはツアー代金を払うことができずにいた。
　追い詰められたジャックは廃車寸前のバンを借り、護衛もつけずにサバンナ探検に出発する。

◆感想＜Caution!内容に触れています。＞

・序盤からジャックの家族の関係性が悪い。特にジャックと義理の娘ゾーイ

・ジャックも金がないのに、無謀にもサファリツアーに出るが、その代償は大きかった。

■一番怖いのは、野生動物ではなく稀少なアフリカの動物の密猟者だった。

・ジャック達は密猟者に捕らえられ、ジャックは子を救うために囮になり犠牲になってしまう、

＜最後は、良かった良かった何だけれど(良くないのは密猟者に撃たれ亡くなったジャック）
元々ジャック達を子供を守るために襲って来たサイが密猟者に殺され、残された子供のサイを保護する基金を亡くなったジャックが出しているという看板が良かったかな。＞

父親がイラッとする。最後は残念だし、よく頑張ったけど。。。
時間もちょうどよく、多少のスリルもあって面白かった。