劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室のレビュー・感想・評価
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みんな正義でみんないい。
東京も横浜も、「命」に向けての価値観は同じですよねきっと。
患者さんの命を重んじるか、患者さんとそれに関わるひと全員の命を重んじるか。
結果の差は出そうですけど、それを感じてしまったら、無理に悪役を作ろうとしてる感じに違和感を覚えてしまって、
(戦うな…!仲良くやろうぜ…!)
(適材適所って言葉知ってるか…?!)
って気持ちがずーっと頭を駆け巡ってました。
だって喜多見チーフが無茶しすぎたら、
千住さんたちは医療チームも守らなきゃいけないって仕事が増えるんですもん。
あのストイックさを絶対正義として描かれたら、健康に働きたい人はみんな心が死ぬ。
フィクションとして割り切れなかったのか、そのあたり結構食らってちょっとしんどかったです。
でも、人を衝き動かすのは、やっぱり全力な人の姿なんだな、っていうのは痛感しました。
あの修学旅行生ありがとう。
余談ですが、冒頭のシーンの、爆音と悲鳴の高音が、耳を通り越して脳にきてしまい、体調面で先行き不安だったんですが、その中での喜多見チーフの落ち着いた低音ボイスはとても癒やされました。
声次第でこんなに身体にまで影響が出るのか、と驚いた体験です。
ドラマ以上のデキ!!
ストーリーはドラマからの繋がりになるのですが、他ドラマの映画化と異なり
しっかりとした作品だったと思います。
スペシャルドラマでもいいのに~とは一応思いませんでした。
但し、来年の正月には地上波放送を期待しています。
120分を超える作品ですが、スピード感がありよかった。
大きく2つのお話しに分かれるのですが、前半部分も凄く良かった。
さすが映画っ!!って感じです。
全体的にご都合主義な部分はあるのですが、見に来た皆さんの期待を裏切らない。
そして、ドラマの時に裏切られた効果が出ています。
全てのキャストが一つの目標に向かって進む東京MERチームは実在していたら
どれほど心強いことかと思ってしまいます。劇中の被災者がMERを喜ぶシーンと
観客は同じ目線ですね。
まず、続編はドラマで。あまり派手な爆破は要りませんので毎週楽しめる作品を
作って欲しいです。
予定調和で心地よい
水戸黄門を見てるかのような
ストーリーが心地よかったです
TBSだから得意なんかな?笑
そろそろ千住さん来るかな〜
新人先生動くかな〜
徳丸君間に合うか!
さてここで、音羽先生来る〜
もう、予定通りで安心感
いいとこ持ってたのは鶴見辰吾ですね
1番カッコよかったかも
ただ、一つ
すっごい感動の場面で
この子、パンサー向井だ笑笑
もう、おかしくてしょうがない
あそこ泣くとこよね?
みんな泣いてるし
でも、泣けなかった
パンサー向井のせいだ笑
ちなみに向井君の夜のラジオは毎週欠かさず聞いてるのでファンのたぐいだと思ってます
この映画見て笑ってたの私だけかも
シーズン2もやって欲しいなぁ
メッチャ面白かった
凉香のこと引きずってて嬉しかった。
ジェシーがちゃんと仲間になれて良かった。
ドクター達、消防、みんなカッコよかった。
渡辺真紀子や鶴見辰吾、徳重聡などの脇を固める俳優陣の演技も光っていた。
何より赤ちゃん助かって、ハッピーエンドで良かった。
地元横浜のシンボル、ランドマークタワーが思っていたよりずっと燃やされていて、作り物と分かっていてもそれだけで泣けるくらいショックな映像だったんだけど、だからこそのラストの笑顔や涙があたたかくて、嬉しかったなぁ。
トイレで途中退座してしまったことが悲しみと絶望でした。絶対家でまた観る。
そうはならんやろ!
なっとるやろがい!
と、一人でツッコミながら観てた。
今時、あれだけ大量のガソリンをどうやって用意するの?
その用意したガソリンを1人であちこちに置いて回るには、何度も往復する事になる。
だから二回に一回は手ぶら。
一人で準備したのなら、それが何度も。
休日のビジネスフロアで、ほぼ無人だからこそ、不審な動きが目立ちそうなのに、警備員は何をしている?
スプリンクラーや排煙装置にも細工したらしいけど、そこまでの計画性と実行力が有る人が絶望するほどの事とはなんだろう?
この事件、少なくとも実行犯は複数人居ないと実行できないのでは?
実行犯が複数人なだけでなく、計画の立案役やそれらのまとめ役も居る?
全員助ける為に火事の現場にでも突っ込む展開には熱くなるモノが有る。
でも、映像を見て分かりやすくする為の演出だとしても、レスキュー部隊の服装に対してMERの皆さん、薄着過ぎませんか?
ドラマだし、「制服」の「立場や所属を分かりやすくする効果」を優先するのも仕方ないけど。
「もう、現状ではこれ以上打つ手が無い」という状況で颯爽と駆けつけて、状況を好転させていく助っ人の登場は熱い!
自分の手柄の為に現場を引っ掻き回す大臣、マジウザイ!
そいつをヨイショする太鼓持ちもウザイ!
こう思わせた時点で役者さんの演技力の勝ちかな?
こういう状況だし、最後の最後で良いから、命より手柄を優先する大臣を太鼓持ちが殴って欲しいと思ってたら……
こういう仕返しも有り!
ドラマのテンポを保つ為の演出だろうけど、投与した直後に「お薬」の効果が出るって、さすがに早すぎません?
知事。
他人の前では浮かれず、一人になってからのガッツポーズが可愛い。
自分が助けられる側だったら、助けて欲しいけど、そのために助けに来た人がケガしたり、最悪、命を落としたりもあり得るとなると…
考えさせられる。
最初から最後まで盛り上がりっぱなし❗️
2023 9作目
タイトル通りですが、
最初から最後まで盛り上がりっぱなしの2時間でした。
そしてラストの死者"0"の宣言で涙腺が崩壊しました。
これを観ると医療従事者や消防の方々に感謝の言葉しか出ません。
今後も東京MERは死者ゼロを更新し続けてくれると思います。
次回作を期待します。
わかっててもドキドキ♪
いやぁー♪
わかってる! わかってるんだけど
ドキドキしてホッとする♪ の繰り返し♪
それがクセになる感じ♪
死者0なんでそれ程泣くことも無く(ウルッとは来た)ハッピーエンドで終わっていい気分で席を後にできた♪
映画評論家では無いので色んな野暮なことは言わずもがな。
ただただ、ハラハラドキドキと胸を締め付けられる気持ちとそこから一気に開放される感じは充分味わえた♪
比奈先生の成長やチームすべての意志の共有、さらに固まる絆。
見なくても楽しめるが、ドラマを見てからだともっと楽しく感情移入出来る作品でした♪
とても面白かったです♪
TVドラマは見てなかったが映画は面白かった。予定調和で余りにも都合良すぎるが、上手くいく度に「ヨシ」とこぶしを握りしめて胸熱で盛り上がった。◎
冒頭からいきなりクライマックスみたいな展開で一気に盛り上がる。5分後「死亡者ゼロ」のセリフで、ドラマ1話見終わったぐらいの満足感(ちょっとオーバーかも)。
東京MERは死者ゼロを目指しているようだが、主人公 鈴木亮平さんの妹を救えなかったことが映画で描かれる。だから、劇場版で鈴木亮平さん、妻の仲里依紗さん、お腹の赤ん坊の3人が死んでしまう衝撃的な展開も物語として有り得ると思った。
もし3人が死んだら「も、ゼッ~タイ納得出来ない」 という非難轟々の嵐になるだろう(とくにドラマ見てた組から)。
しかし、もしや3人が死んじゃうのかと思いながら、ちょっとヒヤヒヤして見ていた。がもちろん、そんなコトにはゼ~ッタイにならず、「ヨシ」と拳を握る。
ところが喜んだのも束の間。今度は千昌(仲里依紗)の心臓マッサージの場面。以前、妹の涼香(佐藤栞里)に心臓マッサージを続ける喜多見チーフ(鈴木亮平)の手を、音羽先生(賀来賢人)が「もうこれ以上は⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅」 と言って止める場面が出る。
うわっ、かんべんしてくれ。そういう展開も有りだが、そういうのは映画版じゃなくてTVドラマのほうでやってくれよ~と思った。その上、心拍数0の場面が長いんだよ。ここまでみんな助かっていたのに、さすがに最後の最後は悲しい結末で、インパクト残して終わるのかよ~。
涼香のときみたいに、音羽先生が 「もうこれ以上は・・・」と言ってしまうんじゃないかと思ってドキドキしちゃったヨ。セーフ。きっと劇場全部が良かった~と胸を撫で下ろしてホッとしたんじゃないかな。ったくヤレヤレだぜぃ ┐(´~`;)┌
こんなに全てが上手く行きすぎて有り得ん展開の映画にツッコミを入れるワケにはいかない。最後は厚生大臣に「ザマーミロ」と思ってスッキリして映画館をあとにする。
2023/5/4(木) A
ヒーローは死なない
通常TV版から推していて、直前のスペシャル版もあり、あのメンツ会いたさに鑑賞。
最初から中弛みになる事もなく、見どころが連発。
必ず助かる展開と、ドラマ版から引き継いだお約束ポイントが散りばめてあって、推してきたならではの楽しみ方もできる。
ドラマを観ていない人の為に、エピソードも流れの中に自然に織り込まれていて、こちらも思い出しながらグッとくる。
ヒール役の政治家達の協力もウルウルポイントでした。
クライマックスでは、貴方たちがいないと次のシーズンが製作できないから絶対助かるはず、と心で祈りつつ最高潮に。
文句なしに楽しめる劇場版でした。
日本版タワーリングインフェルノ、と言いたいところだけど、どうしてもTVドラマ感は否めない。
だとしても本当に楽しめた。
製作してくれて感謝です!
MER最高!!
やっぱりMER最高!!
2時間ほぼ泣いてた。涼香さんの過去映像なんて何回出てきても泣いてしまうし、千晶さんを救う為にビル内で孤軍奮闘する喜多見チーフの姿が胸に響く…!
千晶さんが心肺停止でみんなが諦めムードになったシーンは涼香さんのことがオーバーラップしてきて嗚咽…。
それにしても鈴木亮平の演技が圧巻。冒頭から颯爽と患者に寄り添って、オペのシーンも手際が良くて本当の医師のよう。相当な練習をしないとこの手捌きにならないのでは…。
ストーリーとしてはシンプルで、横浜のYO1と東京MERの対立構造と高層ビルの火災現場で命の危険と救助の葛藤、緊迫感。スリリングな展開であっという間に2時間が過ぎていく。息もつかせぬスピード感はさすが。
もちろん、娯楽映画としてご都合主義的な演出は随所にある。
落下する壁をすんでのところで支えたり、身動きひとつ取れず治療を受けていた消防隊員が急にゾンビのようにぞろぞろと立ち上がったりと、他にも思わず寒気がするようなシーンはいくつもある。一歩間違えば一気に冷めてしまうけれど、それ以上の興奮や感動を与えてくれるのでそれほど気にならず観られた。
個人的に1番好きなシーンは、喜多見チーフが「あなた医者でしょ…!」と千晶に言われて「俺は千晶の夫だ!」と返答したくだり。医師であり夫でもある。だから妻も子供も諦めない。これは冒頭で仕事ばかりを優先させてきたことへのアンサーでもある。そして、危険を冒さないと救えない命があり、それを救うのが東京MERだという存在証明。もうお見事です。
最後に、70階を走って登り、落下物を押し除ける力。やはり筋肉は正義!
予告が秀逸だった
ドラマ大好きで、期待大でしたが予想通り良かった!
予告で泣けた私は、案の定、開始早々から涙腺崩壊w
開始早々に音羽先生がチョコフィナンシェで涼香ちゃんを想う姿で涙!
涼香ちゃんが出てくるたびに涙w
千晶先生と夏目さんコンビはかっこいいし
千住さんもかっこいいし
鴨居先生も音羽先生もかっこいいし
最高!
きっと死人は出ないだろうなと予想しつつも、予告の繋ぎ方がうますぎて千晶先生にフラグが立ってたのでドキドキでした。
でも安心してください、死者0ですから!
「死者は0です!」の清川標さんのショートカットも可愛かったw
分かっていても結局見ちゃう。
それがMERw
今回は鶴見辰吾や渡辺真起子が
なかなかニヤッとする役で出てる。
こういう演出、個人的には大好物w
そして……
徳重聡はめちゃくちゃ憎たらしい!w
気持ちがいいくらいに嫌味な悪役っぷりが最高でした。
ただ……
年末には特番で放送されそうだなー
とか、考えちゃいました。
Symphony
ドラマは見ていましたが、ちょっと前なので内容も薄れていましたが、最低限の知識があれば大丈夫だなと思い劇場に突撃しました。朝イチの上映でしたが、さすがはGW、とんでもない人数の観客がいました。
物語も展開も想定はできていました。それでも面白かったですし、役者陣の熱演が素晴らしかったですし、何より泣かせにかかっているのが分かっているのに感動しました。
まず序盤、飛行機火災の現場でのMERの対応がとてもスピーディーで、映画の雰囲気を感じさせるのに最適な尺かつ、MERとは何ぞやをサクッと説明もしてくれるのでとても良かったです。
とにかく危険な現場だけれど、その危険に真っ向から立ち向かっていく姿のかっこよさをこれでもかと詰め込んでいました。
今作のメインは高層ビルの火災でビルに取り残された人々の救助というのが肝になってきますが、横浜のMERと東京のMERとの対峙や、政治家の陰謀がそこはかとなく混ぜられています。
パニックになった時に一目散に逃げ出してしまい、二次災害が起きてしまう恐怖も最初から最後まで満遍なく描いていましたし、実際にそれで大怪我や命の危機に陥った人たちも出ているという災害現場の悲惨さが画面からひしひしと伝わるものになっていました。
いざこの様な状況になった時に、子供の方が冷静に対応できるという図には割と納得がいって、大人の方が助けを請うために全力で逃げようとする図もちと恐ろしかったです。
東京と横浜のMERの協力、医療団体の手助け、様々な人たちが入り組みながらも、全員目的は死者を出さないという最大目標に突き進んでいく姿に少し目頭が熱くなりました。
役者陣、鈴木亮平さんは凄まじかったです。普段の優しそうなフェイスから現場での絶叫、魂を削るかの如くの演技に圧倒されっぱなしでした。
杏さんのクールビューティーな感じも最高でしたし、役者陣の体当たり演技には頭が上がりません。
少し残念だったのが、分かりやすいくらい泣かせに来ていて、そのせいでテンポが悪くなってしまったのが惜しかったです。愛を伝えたいのは分かるのですが、あの現場でそんな事で悶えてたら間に合わんよとフィクションでも難をつけたくなるくらいのテンポでした。
怪我をしている消防隊員が要請を聞いた瞬間に、全員立ち上がって救助に行くのはギャグかなとも思ってしまいました。
現場での緊迫感、そこからの救い、大団円。綺麗に最後まで描かれていてとても良かったです。ドラマシリーズをまた見直そうかなと思いました。役者陣、制作陣お疲れ様でした。
鑑賞日 5/1
鑑賞時間 9:20〜11:45
座席 E-6
とにかくカッコいい、そして、興奮しました
僕はテレビドラマを観ていないのですけれど、最初の飛行機事故の場面からもう、「スゲェ、カッコいい!」と思いました。
飛行機は燃えていて、飛行機のジェットエンジンに燃料漏れがあって、もしも燃料に引火したら大爆発。
自分自身の命さえ危険な状況で、人の命を救うなんて。
いえ、もちろん「ドラマだから」なんだけど、人命救助に命までかけて活動するチームは、カッコよかった。
クライマックスのビル火災で、ガソリン爆発に巻き込まれて怪我の治療を受けていた消防職員が、医者から今動いたらダメだと言われるのに対して、今行かなきゃいつ行くのかと言って傷ついた体で現場へ向かうところなんか、カッコよくてたまりませんでした。
政治利用の汚い思惑を持った大臣や、都知事や、上層部にはいろいろな立場や考え方がありながら、MERのメンバーも、消防職員も、現場のみんなが人命救助の一つの目的のために必死で戦うのは、感動的でした。
ピンチに次ぐピンチの連続で、手に汗を握って鑑賞しました。
とても良かったと思います。
(自分にとっては今の時点で)今期の最高の映画でした
自分はTV版は一切見ていません。その上ので感想(私ごときがレビューとはおこがましいです)になりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
結論から言って、すごくいいです。(今の時点で)今期の最高の映画でした。
やはり、命を扱う映画・ドラマは強いですよね。やはりそこに感動が生まれます。ちょっと話の展開が良すぎる点もありますが、今年のWBCをみたら、なんかそんなことあるかもね?って気がしながら観てました。
TV朝日が「ドクターX」ならば、TBSは「東京MER」で対抗を考えているのでしょうか? 見方、感じ方 人それぞれでしょうが、やはりスーパードクターの物語なのでしょう。
余計な話ですが、突っ込みたくなる個人的な感想を4つだけ
①なんで横浜MERなのでしょうか? 東京MERに対抗するなら神奈川MERだと思うのですが。。。。
②東京都知事が若すぎる気がしました。
③この手の展開で、赤ん坊の泣き声で母親が復活するのはお約束ですよね。
④続編が出るとしたら、次は、a)自衛隊との共同戦線か、b)島嶼部での展開ですかね? 続編出るのかな?
<主な基準(評価をぶれないようにするためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
本作のテーマは、きっと「因縁との闘い」
いやぁまいりました。公開前からストーリーや結末をこれほど予告編だけで読めてしまう映画も珍しいでしょう。いざという時にニュッとスロー&無音演出の中出てくる手。手。手。ご都合主義の連続です。だが、しかし「はいはい」とならず「待ってたよ!」となるのが本作のすごさですね。特別ドラマはやや興醒めなところがありましたが、本作はスケールがスケールだけに演出も終始ド派手でなかなか飽きない。うーんすごい映画だ。もう一回観たいなと率直に思ってしまった。
レビュータイトルは本作の重要なテーマでしょう。鴨居チーフは10年も前の気持ちを変わらずに胸の奥に抱えたまま「音羽統括官」と対峙していたし、「尚」は尚で喜多見涼香を救えなかったがゆえの残像と対峙していた。喜多見チーフもまたそうですね。それぞれの因縁がクライマックスに向かってどう昇華するかというところに本作最大のカタルシスがあり、観た後の爽快感につながっているわけですね。お約束や定番、勧善懲悪的なノリもよかったですし、ジェシーくんにもちゃんと見せ場がありました。徳丸くんのスプリンクラーと赤ちゃんの泣き声はずっと待っててよかった。
長々と書いてきましたが、白金大臣(もっと映してほしかった)の「音声送っといて」と、久我山さんの影のナイスプレー&去り際拍手にノックダウンです。ずるいよ。あれだけ何度も観たいなぁ!白金大臣のセリフがもう少しあれば5.0でしたが、あまりにも少なかった(でも存在感は最高)ので、そこだけ引いて4.5でした。もっと出てきて、白金大臣、もとい白金官房長官。
医療戦隊MER
実際には医療は万能ではなく、死者ゼロは理想論でしかない。ドラマから医療戦隊ものだと思ってみていました。
どうせ助かるんでしょって思ってたら、涼香さんが亡くなってしまった。暗い過去から立ち上がってドラマは終わった。
その悲しさや虚しさが報われたストーリーでした。
死ななくてよかった。子どもは障害とか残らなかったのか心配です。
あそこで涼香さん出てくるのはずるい…
結末がわかっていたとしても…⭐︎
TOKYO MER、TV版の時から見ていて GWに上映されるのはピッタリと映画と思っていたが、期待通り。
横浜ランドマークタワーの火災、それに出動するTOKYO MERと厚生省管轄のYOKOHAMA MER。
TV版な時もそうだったが、このドラマの最後の決めセリフ「死者はゼロです」にたどり着くまでの
闘いが描かれていく。
ランドマークタワーの最上階に残された人々の群衆心理や次から次へと現れる困難。
中弛みもなく、2時間があっという間に過ぎていく。
しかし、なによりも素晴らしいのは鈴木亮平!
自分が前回鑑賞した彼の作品が「エゴイスト」だったのでなおさら良い意味でのギャップに
感動。
「医者の喜多見です!」と言う彼のセリフが映画館を出ても聴こえるような気がした。
残された人々を救出にむかうMERとその他の人々全員がこのドラマなら助かるだろうと
予想はつくものの、その都度、頑張れと応援するように見てしまう。
鈴木亮平以外の賀来賢人、菜々緒、仲里依紗等キャラがちゃんと立っていて面白いが、
犯人像が全くと言っていいほど描かれず、???の物足りなさはあった。
それでも、鈴木亮平の演技が最高で、この作品全てをTOKYO MER と同じように
彼が引っ張っている。
やっぱり十分楽しめる映画と思う。
圧倒的なカッコよさ
医療ものにパニック映画の要素を併せてるから面白くなる要素は満載なんだよね。
それをうまく捌けるのかというところで、うまく捌いた。
オープニングからめちゃくちゃカッコいいね。
「飛行機火災だ。ぐずぐずしてたら爆発しちゃう。子供が意識不明に。でも、みんな自分の脱出に夢中で誰も助けてくれない。このままじゃ……」というところに鈴木亮平登場だからね。いきなり泣いた。「TOKYO MERが来てくれた」とみんな安堵して、完全なヒーローだねMER。
そこからは筋に沿って展開してくの。
冷静に考えたらね、TOKYO MERはおかしいよ。災害現場に医療従事者が突っ込んでいったら二次被害が出る可能性が高い。だから現実にはやっちゃだめ。それはみんな知ってんだよね。でも、本当は、そんな小利口なこと言っていたくない。そこをフィクションでガーンとやってくれるのがいいね。
あとは「頑張ってなんとかするんだ。チーフみたいに。でも、状況が悪すぎる。駄目だ、でも、やっぱり、でも、本当に駄目だ……」となったときに誰かが助けに来るって展開を繰り返してくの。しかも誰が来るかはフリがあるから分かってるという。
それなのに面白い。ここが脚本のうまさだね。
鈴木亮平のキャラも、現場では超人的な働きをするけど、奥さんには頭が上がらないっていう典型的な主人公あるあるのキャラ。そこでふっておいてクライマックスで回収もやるといううまさ。
役者さんもみんな良かったけど、中条あやみが特に良かったな。なんかすごくうまくなってる気がする。
ベタ展開だから、作り手の掌で転がされてるんだけど、転がされて満足だね。
全63件中、21~40件目を表示