劇場公開日 2022年7月1日

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リコリス・ピザのレビュー・感想・評価

全168件中、161~168件目を表示

3.0ダラダラと長すぎる

2022年7月1日
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少年と年上の女性との、甘酸っぱい初体験モノなのかと思って観ていると、そうはならない。お互いに意識し合っているはずなのに、歳の差を気にしてなのか、プライドのせいなのか、なかなか恋愛には発展しない。
友達以上、恋人未満のまま、付かず離れずの関係がダラダラと続く二人の姿には、もどかしさを感じざるを得ないが、その一方で、若き起業家が奮闘する、青春お仕事ムービーとしては、それなりに楽しめる。
紆余曲折の末に、結局、ラブ・ストーリーとしての結末を迎えることになるのだが、そうであれば、もっと短く、シンプルな話にしても良かったのではないだろうか?特に、後半、これでエンディングかと思ったら、そこから、まだ話が続くという展開が、二度、三度あり、冗長さを感じてしまった。
いつまでたってもピザ屋の話にはならないし・・・

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tomato

3.0配役だけで十分面白い

2022年7月1日
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鑑賞方法:映画館

批判を承知で言わせていただくが、ビジュアル的に平均以下の主人公2人をあえて使うことで絶妙に70年代のリアルな青春を描いているという点では最高に面白かった。
だが、それだけにあまりに生々し過ぎて、くっついたり離れたりの心の機微のようなものに自分の感情が寄り添えず、逆に少し気持ち悪ささえ覚えてしまった。

モデルがいるらしいが、10代で様々なビジネスを成功させる子役上がりの少年というのもすんなり受け入れ難かったが、ニキビ面で歯並びが悪く太った頭でっかちの童貞役がハマり役過ぎて、逆に監督の悪意さえ感じるほどだった。

わし鼻で肌も汚くお世辞にも綺麗とは言えないこの女性に何故一目惚れするのか共感する事が難しいほどに微妙な感じだったが、確かに子供から見ると大人の魅力のようなものをうっすらと感じるのかも知れないと思わせるような雰囲気は持っており、キャスティングセンスはさすがという感じがあった。

ポール・トーマス・アンダーソンの作品はアメリカの(サブ)カルチャーや歴史への理解、また特定のエリアについてある程度のイメージを持っていないと楽しさが半減すると思っているので少し苦手な監督なのだが、本作も同じようにすごく広い意味での楽屋落ち映画ではあったが、決してワールドマーケット向けではないので理解に努力しながら見るべき映画なのかなとは思う。

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カツベン二郎

2.0イマイチでした

2022年7月1日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

雰囲気はオールド感あって良かったが、変わった内容で話があまり面白くなかった。昔のアメリカの若者の軽い恋愛混ざりの物語でした。

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ノブ様

4.5とても素晴らしい映画です

2022年7月1日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

『リコリス・ピザ』ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作です。ほんとに胸が締め付けられるようなラブストーリーだと思います。
場所はロサンゼルスの一画にある小さな街を舞台にしていますか、自分の青春時代に置き換えるととても心を寄せられる物語です。

物語は15歳の少年が年上の女性に恋して成就していくと言う展開となっています。ボーイミーツガール映画と言っても過言ではありません。少年が擦れてなくて、一生懸命生きている様子が伝わってくるのです。

子役、仕事、恋愛の苦悩を時代の雰囲気を取り込んでをうまく盛り込んでいたと思います。そしてあっと驚くようなスターたちが登場してきます。代表的なのはショーン・ペン。そしてブラッドリー・クーパー、更にトム・ウェイツです。できることならバーブラ・ストライサンドも出て欲しかったと思いました。

彼らのバックグラウンドもうまく説明してきます。1973年を舞台にしていますから、ポール・トーマス・アンダーソンの育った環境に与えたアメリカの世相も勉強になるかと思います。ニクソン大統領がいました。ベトナム戦争がありました。そしてオイルショックです。それらの出来事をポップな音楽と共に見せてくれる珠玉の134分でした。ハッピーエンドだったのがとても良かったです。

『運だぜ!アート』のluckygenderでした

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『運だぜ!アート』

3.5ギリギリ、、、セーフ?

2022年7月1日
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蛇足軒瞬平太

3.5アラナとゲイリー

2022年7月1日
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鑑賞方法:映画館
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かん

4.0とても楽しい

2022年7月1日
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鑑賞方法:映画館
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吉泉知彦

4.0駆け抜けて性春!背伸びボーイと劇的変化のボーイミーツガールコメディ

2022年6月16日
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鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

萌える

劇薬で性春の香りがする映画…!やっぱり洋画の中でも、ガソリンを食うドロドロとしたクルマの走る時代が好き!そこにロマンと焦がれるような感情があるから…。楽しかった~。

先にお断りしておくと、洋画は嫌いじゃないが、ベストに食い込むほど入り込めないのが自分の性格。文化的な違いや言葉のチョイス、そこにあまりハマる要素を持っていないと自己分析している。そんな自分でも楽しめたのは、一貫したプロットに感じる愛の強さだと思う。青春の味は万国共通なのかも。

70年代初期、オイルショックも前の時代。突拍子もない2人の出会いは、劇的で壮大な世界を広げていく。彼のカリスマ性と人脈、想定を遥かに上回る世界の広がりが作品のギアだ。アラナの厳格な家庭も対比し、吹っ切れたように駆け上がっていく姿は眩しい。その中に落とし込まれた恥ずかしさと見栄、冷静な目線など、個々のディティールが細かい。すごい世界だなと思いつつ、いつかのロマンを存分に浴びる。それも気持ち良いくらいに。

その中にも、個々の背景と自立のような視点が組まれているのが興味深い。いつまでも、その場にいることが正しいことではない。繊細な変化を多分に含みながら、グイグイとテンポを上げる様は見事。同時に女性の靭やかなかっこよさも感じた。

自分自身が楽しめた点は、やはり可視化されたコメディテイストと青春で性春な匂いのおかげだと思う。童貞は妄想の醜態…なんてパンクロッカーは歌うが、そんなもどかしさも眩しいじゃないか。効き目の強さがミソ。映画らしい派手さも相まって気持ちよかった、、

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たいよーさん。