リコリス・ピザのレビュー・感想・評価
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こういう映画があるから面白い!B級風の構成で飽きさせない
オイルショックの頃が舞台。
あのころはアメリカンニューシネマの後の頃。
ナッシュビル
アメリカングラフィティ
など、思い出すなぁー。😁👍😂
「リコリスピザ」は
申し分のないアメリカB級映画の真骨頂の作品。
シナリオの展開は、これでもか!と
次から次に、飽きさせない。😆
余談
エンドロールのフォント、文字の大きさに
スタッフ全員への配慮とスタッフ全員がプロの集まりであることを観客に伝えたい監督のこだわりに拍手👏👏👏👏👏
ウォーターベッドのように掴みどころのない作品
個人的には全くハマらなかったです…まず主演の男女が全く魅力的ではない上に全く感情移入も出来ないので終始観るのに苦痛が…エピソードもぶつ切りで全体的にストーリーがつながっているわけでもないし、友達以上、恋人未満みたいなハッキリしない関係をズルズルと続け、その間に浮気(と言っても付き合ってるわけじゃないけど…)したり、それに嫉妬したり…という不毛な恋愛模様を2時間以上観せられるのは正直キツい…まあ、これがポール・トーマス・アンダーソン監督の作風といえばそうなんだろうし、ファンは「オシャレな世界観が最高!」ってなるんだろうけど、自分には理解出来なかった…2度言うのも何だけど主演の2人に見た目、人物像含めて全く魅力がないのは致命的。ウォーターベッドのように掴みどころのない作品
うーん・・ 主人公に全く共感できないので・・・。 歳の差10歳の(...
うーん・・
主人公に全く共感できないので・・・。
歳の差10歳の(年下くん)のカップルのファーストキスまでの軌跡・・・。
アメリカン・グラフィティーには遠く及ばず・・。
アメリカの70年代をかえりみる映画は、衣装、車、店舗デザイン、街並み・・みんな、THIS IS THE USA って感じで マガジンハウスの POPYE だよね・・。 そういう、風俗を視覚で楽しむにはいいかも・。
しかし、車を揃えるのが大変だろうなぁ・・。しかも、かっこいい車達・・・。
日本で、考現学的な視点で昭和を見た時、自動車をカルチャーの象徴として使えるのかなぁ・・。ないよなぁ・・。結局、そういうベースの無さが、段ボール箱📦みたいな、格好はどうでもいい車を増産させるんだろうな😬
なんか、渋い声のオッサンと思ったら トム・ウエイツだった。
変人スター役のブラッドリー・クーパーが、散々、バーブラ・ストライサンドの悪口?というかコケオロシてるのが、おもろい。2人が会う映画館で上映されている映画がアレだったり、そういう、暗喩を、クスクス楽しむ映画なのかも。
※ 今は見る事もなくなったピンボールマシン。ゲーセンで唯一好きなゲーム機でしたが、ガタガタ揺らすとtilt になって機械が止まる機能がありましたよ😜
クズまみれ
アカデミー賞ノミネート作品賞ということで、なんとなくのあらすじを見ただけですが鑑賞。ちょっとワクワクしてました。
ただまぁ、引くほど面白くなかったです。めっちゃうつらうつらしてしまいましたがそのクズっぷりにギリギリ意識を保ち続けられました。
まず登場人物に魅力が無いのが欠点です。それすなわち俳優さんたちに魅力が無いと言っているのと同義ですが、まさしくそうです。言い方が悪くなってしまいますが、太っちょボンボン無策な自信家、性格がひねくれてる、成長が見られないという美点なさすぎな主人公、ヒロインも引くて数多のように描かれますが、常に口は悪いですし、時と場合によって人柄を豹変させるタチの悪いクズさを持ち合わせているものですから、こっちも好きにはなれません。
互いが互いよりも優位な立場に立ちたい、ラブコメでもどちらが先導するか(かぐや様がそのないでは真っ先に浮かびましたが、こっちの争いは非常に愛らしいものですから比較するのも酷でした)が肝になってくるのですが、2人ともマウントを取り合うばかりで醜い争いにしか見えませんでした。ドキドキも胸キュンも微塵も無いんです。オチも急すぎて、尚且つ駆け足すぎて全然スッキリしません。アメリカと日本との価値観の違いも大小あるとは思いますがそれにしてもこれは無いです。
古き良きのアメリカの姿は良かったですが、正直それくらいしか褒めれる所がありません。期待外れでした。
鑑賞日 7/5
鑑賞時間 17:40〜20:00
座席 I-9
PTAの描く世の中の不条理と、一風変わった連中の日常を切り取ってはいるが、自信家のゲイリーと人生にくすぶっているアラナが、正統派青春恋物語をグイグイひっぱっていく。
何よりも主演二人のみずみずしさがまぶしい。ゲイリーを演じる【クーパー・ホフマン】はそのムッチリボディがどこにでもいる15歳として輝いているし、アラナ【アラナ・ハイム】は【安藤サクラ】的な存在感で、ふてぶてしく不機嫌でもあるがピュアで愛らしい役柄を演じている。
オープニングの二人の出会いから歩きながらの会話でつかみはOK。徐々にアラナがゲイリーに魅力を感じていく様にキュンキュンしてしまうのだ。
中盤、ゲイリーがアラナに電話するシーン。無言でただ息遣いを感じ受話器を握りしめる二人。ゲイリー電話を切ると今度はアラナがゲイリーにかけ直す。さっきの息遣いでお互いに相手が誰だかわかっている(息遣いはキーワードです)。いつもしゃべりすぎの二人にとってこの無言電話のシーンはすこぶる冴えている。何より電話をかける二人それぞれの部屋の雰囲気と照明の演出がしびれる。これはPTAと数多く組んでいる名ギャファー、【マイケル・バウマン】の腕によるものだろう。
『マクベス』、『フォードvsフェラーリ』、『バイス』、『ファントム・スレッド』、『ナイトクローラー』など、照明の妙を存分に味わわせてくれたのはバウマンだ。【トム・ウェイツ】の弛緩した表情さえ味のあるものとなって映し出す。
また、どのシーンも70年代っぽい雰囲気と電球の味わいに満ちており、特にピンボールの店やバーなど、夜の演出が素晴らしい。
車と、走る二人の繰り返し演出も、青春の疾走感を投影していてこれも成功している。
スポーツカーを飛ばす【ショーン・ペン】
ショーン・ペンの暗い背景の中でのバイク
ガス欠トラックのバック運転
ゲイリーが怒りと共に自分で運転してでかける
ティーンフェアへ向かう車内の面々
まぶしいようなハラハラするような、そんな70年代の青春がここにあった。
2022年7月9日追記:
鑑賞後にIMDbを見てみると、いくつかのトリビアがあった。
・ウォーターベッドを売りつける怪しいオヤジを演じていたのがレオナルド・ディカプリオの父親である
・リコリス・ピザとはリコリスのように黒くて平べったい形なので、スラングでLPレコードのことを指す(作中リコリス・ピザというレコード店がありますね)
・アラナがオーディションで発するセリフはウィリアム・ホールデン主演、クリント・イーストウッド監督の『愛のそよ風』(Breezy)で、ジャックとアラナのセリフはこの作品からとられている
・トラックをバックで走らせるシーンは実際にアラナが運転していて、スタントでもCGでもない
その他、 ・テレビニュースでニクソンがウォーターゲート事件についてコメントするシーンとゲイリーが新聞にディープスロート(ポルノ映画の方)の広告をチラ見したりと、当時の社会現象もうまく取り込んでいたのも面白い。ワックスの選挙事務所前で男が監視しているのは『タクシー・ドライバー』を彷彿とさせたりといつものPTAの遊び心も満載だった。
染みる!
「みんなクソだよな」って言葉に只々救われる!
昔、「のぞき屋」って漫画で
「人の身体から出るものはみんな汚ない!」
「それを愛せるか愛せないかだろ!」
なんてやり取りがあったけど、
それと重なりもして、
いやぁもう、染みるぅ〜〜っ!
リコリス?いや、サルミアッキ…
好きな人は好きなんだろうし、ダメな人にはダメ。
自然とそこにあって、慣れてるからそんなもんだと思える人もいれば、完全に異文化過ぎて理解できない人もいる。でもその異文化が、クセになる人もいたり。
タランティーノは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で、"みんなの"思い出や郷愁を形にしたのに対し、今回のPTAは"自分の"思い出や郷愁を形にした。それがあまりにもパーソナル過ぎて、置き去りにされた感が否めなかったのも事実。それがこの映画を見た後に感じたサルミアッキ感の一つなんだろうな、と。
もう一つのサルミアッキ感はヤベェ25歳なところ。痛すぎて理解できない。
出ている人は豪華だし、音楽もいい。
あの曲を聴くと、レコードの香りを嗅ぐと、思い出すあの日…
でも。
どこまで行っても共感は出来なかった。
ただ、トム・ウェイツとショーン・ペンの掛け合いのシーン、あれはとても良かった。
半端ない疾走感
アラナもゲイリーもとにかく走る、走る、走る。半端ない疾走感。そして流れるロック、ジャズ、R&B、フォーク…ポップミュージック。
オープニングのニーナ・シモンのジュライ・トゥリー(淡い恋の歌。今7月だね)から始まって、60年代、70年代のヒット曲が次々と流れる。一つ一つ意味があるんだろうな(当たり前だよね)と考えながら観てました。クラレンス・カーターの slip away 立ち去れ、静かに消えろって感じ、曲全体の歌詞わかんないとダメだね。1973年のピンボールって村上春樹の小説にもあるけど、両方とも同じ何かをもとにエピソードを綴ってるの?実在のスター(当時)の名前もたくさん出てくるけど、単に時代背景と言うだけでなく意味があるの?アメリカのポストモダン文学みたいにたくさんの暗号がちりばめられているのかもしない、なんていろいろ考えるわけです。
目まぐるしくて、エピソードてんこ盛りで、正直ワケわかんない部分もあったけど(予習しとけば良かったかな)、楽しくて高揚感いっぱいもらえました。
復習しようかな。
スマホの無い青春🍀
70年代のアメリカは15歳でも野心に溢れ
誰もがギラギラしていた時代⭐️
自意識過剰でがむしゃらで一途…
すれ違ったり叫んだり眩しい位弾けてる初恋のあるべき姿を想い出させてくれた気がした
「ちっさな機械に指先を滑らすだけで想いが伝わる訳ねぇ!」
鼻の穴を膨らませてゲイリーが言ってるみたいだ!!
…ブラッドリー・クーパーのくだりは
笑いの要素満載であのシーンだけでショートムービーにしても良い位!
70年代のファッション、音楽、風景を楽しみ
主演の2人が美男美女(すいません💦)じゃない事が逆に初々しくて…
気持ち良く劇場を後に出来ました
スマホの無い時代が無性に懐かしくなりましたね…
デコしわしわ
濃いショーンペンに呼応するは更に濃いトムウェイツ。横顔で登場のブラッドリー。よくこの内容で本人から了解取れたものだ。大物使って完全に笑いを取りにきているPTA。ここまで抜けのいいのも珍しい。多幸感が溢れる。
引力と反発力で複雑に自転、公転運動するふたり。ジェットコースター感は懐かしく甘酸っぱい。素性をろくに調べずに見たので後でびっくり。アラナがここまでやるとは。
結局のところ歳幾つや?
ただの青春ものをエピソード毎に回避していくのは監督のセンスの賜物で...
ただの青春ものをエピソード毎に回避していくのは監督のセンスの賜物ではないか。真似するとヤバい。一昔前の森田芳光的な個人能力。
愛おしい、逝きし世の面影
可愛い、懐かしい、持ち歩きたくなるような映画だ。70年代前半のカリフォルニア。陽気で、楽天的で、善良で、ユーモラスで、化粧っ気なく、カッコつけず、感情むき出しで、無鉄砲。男も女もそんな感じで、手軽にテレビにも出るわ、ニューヨークにも行くわ、ウォーターベッドの店を開くわ、躊躇いも後悔も反省も貯金も計画もない。
後半、ニクソンが石油ショックの到来を告げて、少し心細くなりもするし、変な奴(ブラッドリークーパー演ずるバーブラストライサンドの男)に妙な圧をかけられもするが、走る二人はたがいを求めていることに気づいて。。。
終わらないよう、二人を身近に感じていたくなる、、、
言えばカリフォルニア版『横道世之介』だけど、男はちょいデブで、女は鼻デカ。カッコよくないのがカッコいいよね。
二人は歳の差があるし、ユダヤ問題?があるし、だけど、どあたまで軽めに口説く他は、距離を縮められず、その癖、胸を見せたり、やきもち焼いたり、別の相手を追いかけたり、忙しない。二人がどうなるのか、ヤキモキもするけども、微妙にズラす達者さがある。鼻歌でスタンディングダブルをかっ飛ばすような頼もしさ。
カタルシスっぽい結末があるかもと構えたりもするけど、横道世之介のような〆もせず、サラリと終わってみせる。カッコいいよ。
アメリカン・フィーリング♪もどき
1979年日本でヒットしたサーカスのヒット曲がなぜか頭をよぎりました。
絶賛する方も、難解意味不明って方もよーく気持ちはわかるような気がします。
しょせんアメリカっていう国に敗戦したわたしたちの国が、こうやってアメリカナイズされた文化を通して、いまいちの歌謡曲「アメリカの感性(感情)」っていうタイトルまで作り上げたその年代の話です。(正確にはこの映画の後半ブロンソンの「メカニック」のタイトルが見えたので1972~3年頃の話ですかね)
PTA(ポール・トーマス・アンダーソン監督)は嫌いじゃないし、数作観ているはずですが、映画作としては通受けや楽屋ネタのオチが多いとしか感じなかった。
今作は主演2人の新鮮さで、なかなかの魅力の引き出し方に優れていました。よって3点に0.5おまけしました。
暇があれば観ておいておきたい作品かな。
一途がいい
主人公の一途さに何とも言えない爽快感を感じた。そして、前へ、前への行動力、突破力。この2人がどういう展開になるかはわからないけど、若い頃はそういう破茶滅茶があっていいと思う。
破茶滅茶は若い人の特権と言っていい。そのエネルギーが今の米国の礎。でも、それも1973年の米国。今の米国社会はどうなんだろうって、ふと思った。
アラナ・ハイム
青春ラブストーリーです。
舞台が70年代のアメリカで、ラジオでドアーズが、かかったりするんですが、
髪型、ファッション、ポンティアックなどのアメ車、当時の街並み、など、
アメリカ文化が大好き(特に昔の)なので、それだけでも楽しめました。
なんか80年代とか90年代に、よくあったような映画では?
甘酸っぱい感じです、結構エロイけど(笑)
トム・ウェイツが出てるので、個人的に嬉しかったです。
やっぱり、すごい声(褒め言葉)
監督も、トムが何をするか楽しみでカメラを回してたらしいです(笑)
さすが、カリスマ(笑)
主演のアラナ・ハイムが、すごく存在感あって、この映画は彼女ありきの映画だと思いました。
エロかった(笑)
これから有名になっていくんでしょうね。
面白かったです♪
PS.トム・ウェイツのライブが観たい!!!!!
チケット代5万でも出すので来日してほしい!!!!!
痛くてクセになる
世界はそんなにうまいこといくようには出来てないけれど、存外ロマンチックだったりする、と思わせてくれる映画。映画ならではの表現の中にリアルさが絶妙に配分されている。2人の関係の唯一性、犬も食わない感がこの題にピッタリだなと思った。
タランティーノとグレタ・ガーウィグ
個人評価:3.7
ポール・トーマス・アンダーソンが恋を描くとこうなるのか。他作の様な寓話や教訓などは感じとれなかったが、まるでグレタ・ガーウィグの様なキラキラ感と、タランティーノの様なワイルドな切れ味があった。
フィリップ・シーモア・ホフマンの息子。父へのインスパイアが監督の演出に感じられた。特に髪型や髪に手をかける仕草。父の様ないい役者になると感じた。
味わい深い作品で、おそらく見る回数を重ねる程よくなりそう。
鑑賞動機:PTA6割、クーパー君3割、HAIM1割
サントラとPTAが撮ったHAIMのPVで準備は万端。今作はドロドロ路線ではないらしいので、肩の力を抜いて臨む。
主人公2人はいわゆる美男美女ではないと思うけど、このグダグダもだもだ近づいては離れを繰り返すまどろっこしい!ラブストーリーにはあってたと思う。
いきなり長回しでグイグイアプローチシーンから。2人以外は基本おまけというかなくても困らない気はする。それにしても走るねえ、青春だねえ。変に駆け引きしようとしたり、よそ見したりするから、ややこしくなるんで。まあそれも若さゆえの過ちというやつでしょうか。
『マグノリア』のような全力で誉め倒したくなるような作品ではなかったけど、楽しかったからいいかな。サントラ聴き込んでたので、余計に楽しかった。
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