「半端ない疾走感」リコリス・ピザ ゆみありさんの映画レビュー(感想・評価)
半端ない疾走感
アラナもゲイリーもとにかく走る、走る、走る。半端ない疾走感。そして流れるロック、ジャズ、R&B、フォーク…ポップミュージック。
オープニングのニーナ・シモンのジュライ・トゥリー(淡い恋の歌。今7月だね)から始まって、60年代、70年代のヒット曲が次々と流れる。一つ一つ意味があるんだろうな(当たり前だよね)と考えながら観てました。クラレンス・カーターの slip away 立ち去れ、静かに消えろって感じ、曲全体の歌詞わかんないとダメだね。1973年のピンボールって村上春樹の小説にもあるけど、両方とも同じ何かをもとにエピソードを綴ってるの?実在のスター(当時)の名前もたくさん出てくるけど、単に時代背景と言うだけでなく意味があるの?アメリカのポストモダン文学みたいにたくさんの暗号がちりばめられているのかもしない、なんていろいろ考えるわけです。
目まぐるしくて、エピソードてんこ盛りで、正直ワケわかんない部分もあったけど(予習しとけば良かったかな)、楽しくて高揚感いっぱいもらえました。
復習しようかな。
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