スパークス・ブラザーズのレビュー・感想・評価
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大ファンの監督が伝記ドキュメンタリーを作る利点
なるほど、面白い人たちがいたもんだと、不勉強な身としてはお勉強になりすぎないように楽しく教えてもらってありがとうございますという気持ちが一番大きい。ただ、じゃあスパークスの音楽に夢中になるかというと、そこは個人の好みもあってそうでもなかったりするのだが、全アルバムを端折ることなく伝えようというエドガー・ライトのコンセプトに飽きることなく付き合うことができた。いや、むしろ前期、中期、後期くらいに3つに分けて、ピーター・ジャクソンの『GET BACK』並に6時間あっても良かったかも知れない。しかしドキュメンタリー映画になる際に、監督が大ファンっていうのはアーティストにとって幸せなことだよなあ。 あの手この手でいろいろ退屈させないような小細工をしていて、それがうるさく感じられることもありそうなのに、スパークスへの愛情を疑ってしまう瞬間はどこにもない。まあそれもエドガー・ライトに気持ちよく転がされてるのかも知れませんが、観ていて気持ちのいい伝記ドキュメンタリーでした。
ラッセルさんは歌がうまい。
ラッセルメイルさんは歌がうまい。レコードは多重録音で一人でハモらせている。しかし、彼のカウンターテノール(?)の高い声は美声で、一人で歌ってもハモっているように聞こえてしまう。それが凄い。口パクしていませんし。
僕は彼等を全く知らなかった。しかし、今は亡きおじぎがレコードを「キモノ・マイ・ハウス」持っていたと記憶する。だから、スパークスさんの名前も聞いたことはあったが、曲を真剣に鑑賞することはなかった。
さて、邪道になるだろうが、ラッセルさんがクィーンをカバーするとか。邪道ですね。そう言ったことしなかったのが、彼等の良いところですからね。これから僕も『スパークス』の曲を聞いてみようと思う。
最後に柴又駅と踏切が登場したが、昨日行ってきたばかりだ。
追伸 途中女性が出演していたが、あのパターンで『アバ』見たくやると、もっといいんじゃないかなぁ?
兎に角、ラッセルさんは歌がうまい。
追追伸 舞 は 池上遼一先生だ!凄い。
追追追伸 ビートルズの影響受けているのかなぁ。まぁ『ポール・マッカートニー』が興味津々なのだから『ビートルズ』の影響はあるだろうが。僕は『ラペルのボレロ』見たく感じた。
よかった
長年洋楽に親しんで来ていたつもりだったがスパークスにはまったく存在を知らなかった。映画を見終えて、apple musicでめぼしいアルバムを何枚か聞いたけどあまり好みではない。しかし、彼らがオリジネイターなのにパクリ呼ばわりされるのは気の毒だ。過去映像がふんだんに使われていて曲も歌詞の字幕付きで聴ける。インタビューばかりのドキュメンタリーではなくて楽しい。
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