「全く接点がなかったがその魅力は感じ取れる」スパークス・ブラザーズ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
全く接点がなかったがその魅力は感じ取れる
中学生になったとき(80年代前半)から洋楽を聴きまくっていたはずなのにスパークスにまったく触れてこなかった。この曲が実はスパークスだったのか!なんてことがあるのかもしれないと思いながら劇場に足を運んだ。
本人たちを含め、様々な人たちのインタビューと過去の映像、そしてイメージを豊かにするためのアニメ等を交えてスパークスの魅力を紹介していく作りはドキュメンタリーの王道とも言える作り。実はエドガー・ライトが好きだから観ようと思ったのだが、エドガー・ライトが話すシーンでそういえば彼が監督してたんだっけと思い出す。それくらいスパークスの世界に引き込まれてしまった。
音楽的にも面白いのだが、彼ら兄弟のインタビューが格別に面白い。ふざけてていつも妙な返しをしてくる。ラストの語りもおふざけなのか真面目な話なのかよくわからないまま終わる。こりゃ魅力的だわ。
それでも彼らの曲を全然知らないことに愕然とした。聴いたことのある曲がiPadのCMで流れている曲とフランツ・フェルディナンドと組んだコラボバンドのFFSだけなんて。最近のやつばっかり!
改めて思う。自分の人生でここまで接点のないバンドは珍しすぎる。改めて彼らの曲を聴くしかない。
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