ハード・ヒット 発信制限のレビュー・感想・評価
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シナリオに無理がありましたがラストは良かった。
予告編が最高に面白そうだったので見てきました。
前半は爆弾犯人と主人公のやり取りが手に汗握るスリルとサスペンスで満点の娯楽作品でしたが、後半は警察と三つ巴の展開になりやはりグダグダ感が気になってきます。しかしラストになって盛り返してエンディングという感じ。
韓国映画らしい激しい展開が続きますがシナリオにかなり無理がありますが、終ってみると主人公が被害者と言えない展開は見応えはありました。
娯楽韓国映画が好きな方向けの作品でした。
コンパクトでスピーディー
手に汗握る94分のコンパクトさゆえのスピード展開で、ラストまで目が離せない緊張感と面白さ。
リメイク元のスペイン映画『暴走車 ランナウェイ・カー』も、ドイツ版リメイク『タイムリミット 見知らぬ影』も観ておらず比較できないけれども、韓国らしい夫婦や親子の愛というテーマが込められていて、スリリングさよりも情感に訴えかける仕上がりになっていた。
『新感染』のラストを思い出す感じで、私は面白く感じたが、これが鼻につき嫌な人もいるかも。
韓国通貨危機と、当時それを知っての銀行の犯罪じみた行為が背景にあるから、話に妙なリアリティが。
とはいえワンテーマ・ワンシチュエーションであり、韓国映画でら恒例の「無能な警察上層部」パターンが発揮され、とほほに思う部分もちらほら(爆発物処理の女性警官は優秀でしたが)。
これ以上長かったら飽きたはず、という短さでよかった。
導入とテンポがいい
いかに危険な状況に置かれているのかを相手に理解させるのに、一番効果的なのは近くで同じ境遇の人間が傷ついたり亡くなることだ。
この映画の序盤はその描き方がいい。シートの下に爆弾を仕掛けた、犯人としてはこの言葉をどれだけ相手にわからせるかが鍵だった。結果としては犯人の思惑とは違うみたいだが、映画の導入としては最高だった。
そこからの息もつかせぬ展開もいい。いや、ちょっとどうなの?と思うところもないわけではないが、力技で最後まで押し切られた。主演のチョ・ウジンが地味だからあまり話題にはならないかもしれないけど、良質のサスペンスだ。
地上ギリギリに迫ってきたあのヘリコプターは本当に飛ばしてたんだろうか。飛ばしていたとしたらそれもなかなかすごい!
韓流アクションならではのぶっ飛んだ感!
あまり人は入ってなかったけど、いい映画でした。
(激)息を呑む
投資は自己責任でね
娘と息子を後ろに乗せて仕事に向かう銀行支店長の車に爆弾を仕掛けたという電話が来て巻き起こる話。
暴走車ランナウェイ・カーの韓国版リメイクですね。ドイツ版リメイクでタイムリミット見知らぬ影っていうのもありましたが。
金策の仕方が厳しくなったものの、オリジナルと比べ娘の彼氏とか嫁の浮気とか余計なものがなくなってテンポも良くてかなりスリリングで面白くなっている印象。まあ浮気は片鱗があったけど。
ただ、説得の件から警察のポンコツっぷり再来や、そうなるか?という韓国映画お得意のちょっとタルいお涙頂戴な見せ方を強調した様なドラマになっていき失速。
ちょっとシチュエーションや演出変えるだけでこんなに変わるものなんですよね…とはいえ流石は再リメイク、スペイン版やドイツ版と比べてこれが一番面白かった。
娘に全ての状況をメールさせたら…とかは言っちゃダメですからね!
良い映画
スペイン映画のリメイク作との事。
予告編がなかなか面白そうだった…正に予告編通りの面白さ。色々とご都合主義な場面は多いが、こちとら韓国製B級スリラーを楽しみに来ている身としては、そんなものは大いに"結構毛だらけ"…週末の仕事帰りのストレスを発散するのには、十分な面白さだった。
*物語が進むにつれて、結末がなんとなく予想出来る展開…そして、予想通りの結末。ビッグ・サプライズは特に無し…でも、もうひとひねりあれば、忘れられない作品になったかも…例えば、主人公の奥さんが犯人とグルだったとか(笑)
*ここ2、3週間ほど面白そうな映画が一気に公開されて、追いつかない…スピルバーグ版『ウエスト・サイド・ストーリー』も未だ観てないのに…(笑)
さすが…
元ネタありの映画である点に注意。趣旨がわかりにくいところもいくつか。
今年51本目(合計324本目/今月(2022年2月度)23本目)。
まず、「発信制限」という語が(映画をチョイスする段階から)わかりにくいです。日本語でいえば、「子供などが悪用しないように、着信はできるが発信はできない設定の電話(のモード)」くらいですが、映画内ではちゃんと「非通知」と併記されます。
※ なので、「そんな電話出る必要ないだろ」と、日本でいう非通知拒否にすれば映画のストーリーは0分で終わるという話ですが(韓国にも同じようなものはあると考えるのが妥当。非通知対策はリアルストーカー等に対して必要なので)、それを言うとストーリーが成り立たないので…。
ストーリー自体は90分というコンパクトな設定ながら、予告などでわかるのは最初の30分くらいで、残り60分はどうやってもわかりえないような展開に飛びます。ここで元ネタがスペイン映画という点がポイントで、さらに韓国映画(どうも、ドイツ語リメイク版もあるらしい)→日本公開ときたところ、いくつかの語は固有名詞程度に見ないとハマリます(突如、連帯債務がどうだのとか言ってくるあたり。日本では2020年以降の改正民法で連帯債務の規定も変わっているので(相対効、絶対効、相殺援用時の解釈等)、本気で解釈を考えるとはまります)。
もっとも、元ネタがある以上、それを大きく超えることはできないので、日本基準で見たとき、日本と最も近い法体系の韓国で類推しても趣旨が理解しがたい点がかなりあるのですが、それは元ネタがあるからであり、その部分はもう無視するしかないかな…と思います。
その上で、90分ほどでさくっと観られるという観点では、それはそれでありだと思うし、特殊な事情(「発信制限」が意味する語が理解困難など)を知った上で見るのなら、今週は本命以上には来るのでは?と思います。
上記にも書いた通り、元ネタありの映画だし、残りの60分くらいは絶対に予告編からではわからない展開に飛んでしまい、その辺の話(ここも怪しい字幕はあるが…)をすると一気にネタバレであり、正直書きにくいです。
もっとも、ストーリー的には理解が難しい語が出るのは元ネタありという事情であり、一部のわかりにくい法律用語も解釈を考えると本当にはまるので、それらは全部無視してなかったことにして、まぁ元ネタありですが、よくあるタイプの映画の韓国版なのだなと見たほうが良いかな…と思います。
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(減点0.3) 要は、スペイン→ドイツ(?)→韓国→日本となっており、韓国版のこの映画もオリジナル設定などは入れてはいると思うのですが、元ネタがある以上、あることないこと書けないので、そこを配慮した結果、「発信制限」という「タイトル自体の意味理解が難しい」という妙な状況になっています。
また、日本では一般指定扱い(G指定)という事情から、そこまで表現をきつくすることもできない事情もあるため、アクション部分も描写は抑えられているという部分はあります。この部分に関しては、だからといって(日本でいう)R18相当な描写に書き換えるのも変な話ですが、韓国版それ自体も、(日本でいう)PG12扱い程度にはしても良かったのでは…と思います(G指定が故に表現・字幕がわかりにくいという妙な論点もある))。
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面白いねー。
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