劇場公開日 2022年3月11日

  • 予告編を見る

アンネ・フランクと旅する日記のレビュー・感想・評価

全52件中、41~52件目を表示

5.0ここの試写会で一足早く見ましたのでネタバレは少なめで…。

2022年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

今年58本目(合計331本目/今月(2022年2月度)30本目)。

 ※ ルール上は「ツイッターに感想を書いてね」の扱いですが、それは書きましたが、140文字以内でもっと詳しいことを書きようがないので、詳しいものはこちらに移します。
正規公開日が3/11であることなどを考慮して、ネタバレは低めにします。

 …とはいえ、ここの特集や映画紹介などで書かれていることが大半…なのですよね。他の方も書かれていましたが、「アンネ・フランク」を冠する名前の施設が多くあるというのは、(多少は誇張があっても)事実ではあるようです。もっぱら、空想上の「キティー」との(空想上の)旅の物語が描かれるものですが、同時にアンネ・フランクを含むナチスドイツの当時の政策も描かれます(誰でも見られるように、表現については配慮がされています)。

 ここでの試写会ではエンディングクレジット後、「なぜ公開しようと思ったか」「日本で何を考えて欲しいか」といった5分ほどのインタビュー(このご時世なのでオンライン)が挟まっています。

 今(2022年2月27日)、ロシアがウクライナに入って…と戦争の兆しがありますが、戦争はどんな場合にも許容されるものではありません。古い時代ならともかく、まず話し合いで解決する、その前提を抜きに「気に入らない国は全部つぶす」というのは支離滅裂だし、まして「思想が支離滅裂過ぎる」ナチスドイツのやり方は、それを超えて許容されるものでもありません。

この映画を通じて、少しでも「戦争の悲惨さ」「戦争を回避するために何をすべきか」ということについて(実際には日本で、個人が活動することは難しいですが…。日本自体が、アメリカの核に守られている事情もあるため)理解が深まればよいかな、と思っています。

ここの試写会で見せていただいたのですが、採点は下記のみ気になったものの、おそらく「多くの方に見てほしいのであろう」という点は容易に想定できるので、減点幅は考慮しました。

-------------------------------------------
(減点なし/減点0.1) 映画内ではごく一部を除いて英語になっています。しかし、アンネ・フランクが活躍していた時代に話されていたのは、当然、英語ではない言語です(ドイツだけでみても違うし、ドイツが侵攻した国ではそれぞれの国語があった)。

 ただ、映画の趣旨的に、この映画は今回は日本で試写会がされているところ、実際は全世界中で見てほしいという観点で作ったのはどう見ても明らかで、そのとき「各言語(日本なら、(何かの言語)→日本語)への翻訳のコスト」を考えたとき、「何かの言語」は世界共通語である英語のほうが、「翻訳のハードル」が低く、この映画の趣旨にも合致します。

 そうであるなら、不自然であるとしても減点幅は0.1に過ぎないでしょう。
-------------------------------------------

コメントする (0件)
共感した! 4件)
yukispica

3.5過去と現代、未来をつなぐ社会派作品

2022年2月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

アンネ・フランクの過去の差別の物語と、キティーの現在のアンネを探す冒険が同時に描かれる。ファンタジーの形式をとってるが、現在の物語でも差別が描かれており、実際はとても難しいテーマを扱っている。
一番印象的だったのは、アンネの演劇を観にきた観客の多くがスマホの画面に見入っていたこと。現代の若者ってきっと歴史に対してはこのくらいの興味しかないんだろう。かく言う自分もアンネの物語は全然知らないので、ちゃんと勉強しようと思った。無知は一番の失礼だと思う。
とてもよい作品だったが、言わなくてもわかるメッセージをエンドロールで言葉にしてしまったのが少し残念。
そして「縞模様のパジャマの少年」でも感じたのだが、何故みんな英語を話しているのか。これがひっかかるひとも他にいると思うのだけど。その点で少し評価は下がってしまった。が、それ以外はとてもよい。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ちかし

4.5たくさんの映画館で上映すべき

2022年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

アンネ・フランクの日記の空想上のキャラクターキティを主人公に現代とアンネの時代の共通している問題へ対応をテーマにしているところが興味深く感じました。アニメーションで子供たちにも訴えたい作者の気持ちが伝わりました。たくさんの映画館で上映すべきと思います。#映画アンネ

コメントする (0件)
共感した! 14件)
ワセイ

4.5悲しいお話し。

2022年2月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

凄く良かった。凄く面白かった。
ナチスにユダヤ人が殺されていた時代の話を主人公の少女を元に描かれている。
切なく、悲しい物語。最後は泣けます。。。
また主題歌も更に涙を誘います。

アニメ映像もどこかレトロで雰囲気があり良かった。
また実写版じゃなくアニメが余計すんなりと内容が頭に入りやすかった。実写版だったらちょっと話が難しく感じた気がします。

是非お薦めします!!

コメントする (0件)
共感した! 9件)
ノブ様

4.0僕も旅をした

2022年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

『アンネの日記』をアニメ化した作品ではありません。
アンネの想像上の話し相手キティが現代のアムステルダムを歩き回ります。
アニメーションで描かれたアムステルダムが寒そうで美しく魅入られます。
まるで絵本がそのまま動き出しているよう。
美しくチャーミングで哀しい少女の心の中をそのままアニメーションにしたような作品です。

アムステルダムの人達とキティの優しいやりとりに優しい気持ちになりました。

音楽も哀しく優しい素敵です。音響の良い映画館で早く観たい!

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ゼットン🧪

5.0ロシアとウクライナの戦争が始まり

2022年2月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

オンライン試写で拝見。
アムステルダムのアンネフランクの家にはこんなにもたくさん入場者があること、アンネフランクの名前がついた学校、橋、病院などがあることも知った。

素敵なアニメーション。流れるような動き、スケートのシーンがとても心地よい。ヨーロッパを感じる繊細なラインで描かれるアンネ、キティ。アンネは格別に魅力的だし、キティはなりたかった自分として、アンネの見えない親友として輝く。キティは見た目だけではなく言いたいことをはっきりいう、外に出て(アンネには叶わなかった)走り回り叫び泣き笑い怒り喜び抱きしめ行動を辞さないキャラクター。

アンネの話ホロコーストの話過去の話に終始せず今のヨーロッパの、世界の問題が、アフリカやアラブからの難民が取り上げられていること、ストリートチャイルドらしきピーターとのボーイミーツガールの物語となっていて秀逸。

アンネフランクの時代から70年以上たち、さらに世界が大きく発展しているのに今もたくさんの子どもたちの命が不当に残酷に奪われている、というメッセージ。アンネフランクの家に今もたくさん押し寄せる人々。
感動する映画、悲しいけどさわやかに希望、人間性を感じる佳作。

ここからはおまけ—-
なので遠慮して小さな声でいうがエンドロール最後の方、まあ当然ながらイスラエルの文化教育機関の名前も見られ世界中で殺戮されている子どもの数にパレスチナ の子はカウントされてるのかしらねと個人的には興醒めしたけど。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
redir

3.5他人事ではない作品。アンネが今の世界を観たらどう思うでしょうか?

2022年2月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

知的

オンライン試写会にて鑑賞

未来を信じたアンネが今の世界を観たらどう思うでしょう?

時代は変わっても変わらず起こる戦争。
悲しみを繰り返さないで欲しいという願いがこもった他人事でない作品です。

他人事ではない悲しい現実を柔らかいタッチで描かれていて最後まで目が離せません。

アンネの部屋の壁には映画スターや女性誌の切り抜きがたくさん!
私達と同じように俳優にトキメク想像力豊かな少女です。

「武器ではなく話合いで解決を」というアンネ基金の方のインタビューの言葉に胸が熱くなるラストでした。

アンネが夢見た平和な未来を…🕊

コメントする (0件)
共感した! 7件)
おもちまろ。

4.0とても愛に溢れた作品

2022年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

映画.comオンライン試写会鑑賞
空想の友人を介して自身を見つけるロードムービー。
アンネの日記をちゃんと読んだことがない私。
作画のタッチがとても良く逆に新鮮、それと動きも滑らかで良いです。
特に表情。キュートな笑顔が写真で見たことのあるアンネの雰囲気とぴったりでした。
友人のキティーも写し鏡のようでいて、少しだけ理想というか夢が具現化しているように感じました。
また背景等の美術が実に美しいです。
それと緩急の効いた音楽がとても素敵で、作品をより残酷にそして幻想的に彩ります。楽曲の件曲も良いですね。
作品はアンネの日記をそのまま映像化するではなく、あったかも知れない「if」をアンネの想像力と織り交ぜて描かれています。
また、鑑賞したのがロシアがウクライナの首都キエフに侵攻した日という、何とも皮肉なことになってしまいましたが、だからこそ深く響く言葉が作中にありました。

たった一人の命を救うために全力を尽くすべき
たった一つの命でも
子供の命は守られるべきだ

残酷でありながら希望に満ちた、とても愛に溢れた作品。
本当に素晴らしかったです。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
白波

タイトルなし

2022年2月25日
スマートフォンから投稿

今日この映画を観ながら
何度も何度もウクライナの紛争のことを
思い出しました
過去のネガティブな遺産から
なぜ学ぶことができないのか
ただ悲しい

争いを終わりにするという発想とは
最もかけ離れた行動によって
戦争を望まない人々は追われ、失われ
戦争を望む人間が醜く名を残し生き延びる

憎しみの感情は
この先何年何十年と根付き
もう元には戻らないのだろうか、、、
私達は歴史から学んでいるはずなのに

映画はアニメーションならではの表現で
愛情を持って描かれていました

このとても有名な話に
僕は今日まで触れずに生きてきましたが
それでもアンネに何が起こったのかを
知ることができました
もちろん悲しみも抱きましたが
現代の橋渡し役のキティに誘われて
人類が目指すべき所を
僕なりに再確認したところです
命と尊厳が保たれますよう願います

(とても丁寧で仕掛けも面白いアニメーションでした。ただ表現や芸術に点数なんてつけるもんじゃないと思っているので、敢えて最低にさせていただいています)

コメントする 5件)
共感した! 17件)
たな

5.0世界のリーダーにも観てもらいたい

2022年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

人や国の戦いによる益と、裏腹にある苦しみや悲しみとを、どう考えるか・・・。権力と責任あるリーダーこそ、過去の過ちを繰り返さぬよう、常に冷静であって欲しいものだとつくづく思いました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)

4.0大切な作品

2022年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

オンライン試写会にて。絵も音楽もスタイリッシュ!アート系のヨーロピアン・アニメ好きの人には特にオススメです。現代の博物館に所蔵されている「アンネの日記」が擬人化し語り部になる、というのは今「戦争を思い起こす」という事のメタファーでしょうか。ストーリーは史実の通り、、です。戦争は嫌だ。。
ウクライナ侵攻という時勢もあり、今観るべき大切な作品だと思いました!
#映画アンネ

コメントする (0件)
共感した! 6件)
tomoboop

3.5キティ

2022年1月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

2022年1月27日
映画 #アンネ・フランクと旅する日記 (2021年)鑑賞

アンネが日記の宛先にしていた空想の友だちキティが、日記から飛び出し、現代に現れアンネを探します

設定が秀逸ですね

アンネの日記って読んだことないので、読みたくなりました

@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございます

コメントする (0件)
共感した! 2件)
とし