「『フェイス/オフ』、『シューテム・アップ』、『ザ・レイド』、『ジョン・ウィック』、『悪女』・・・古今東西のアクションへのリスペクトに鼻の奥がツーンとするバカ映画」ガンパウダー・ミルクシェイク よねさんの映画レビュー(感想・評価)
『フェイス/オフ』、『シューテム・アップ』、『ザ・レイド』、『ジョン・ウィック』、『悪女』・・・古今東西のアクションへのリスペクトに鼻の奥がツーンとするバカ映画
バカじゃないのか?と首を傾げるくらい延々と繰り返される笑気ガスネタは『リーサル・ウェポン4』(笑気ガスが笑いが止まらなくなるガスじゃないことは知ってて敢えてやってるんだと思います)、ヘッドホンで音楽を聴いている少女の頭上から薬莢が雨霰のように降り注ぐのは『フェイス/オフ』、その手があったか!と思わず膝を打つアイデアに満ち溢れた煌びやかなアクションは『シューテム・アップ』・・・ポール・ジアマッティが出てるのも『シューテム・アップ』リスペクトでしょう。お話自体はどうでもよくてやりたいことをとにかく詰め込んだ感じがとにかく清々しい。
目に映るもの、耳に残るもの全てが素晴らしいですが、特に主人公サムが着ているTシャツチョイスに目を奪われます。エンドロールにTシャツデザインのクレジットまで入っていてバカ映画なのに気配りがハンパなくてビックリしました。凄惨な殺し合いにもしっかりエスプリが効いているのはスタジオカナルの製作だからですかね。
コメントする